年々歳々、眠り同じからず 加齢で睡眠ホルモンも減少する

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年々歳々、眠り同じからず 加齢で睡眠ホルモンも減少する
 
 年をとれば熟睡できなくて当然。
気にしすぎは眠りを遠ざける
 
日本人の5人に1人が睡眠障害を抱えていますが、60歳以上ではなんと3人に1人!
高齢になれば健康な人でも不眠に陥りやすくなります。
その主な理由は、
 
1日の最高体温の低下・・・ヒトは体温が下がると眠くなり、その変動幅が大きいほど強い眠気を感じます。高齢者は最高体温が低く変動幅も小さいため、眠気を感じにくいのです。
 
・体温の変動サイクルのずれ・・・一般に、ヒトは朝、体温が上昇するときに目覚めますが、高齢になると体温の変動サイクルが前倒しになるため、早く目が覚めるようになるのです。
 
・夜間頻尿・・・腎機能や膀胱の容量、夜間の尿量を抑えるホルモン分泌などが低下するため、夜中に何度もトイレに行きたくなります。
 
・睡眠ホルモンの減少・・・体温や血圧を下げ眠りへと誘うホルモン、メラトニンの分泌量は加齢とともに減少。60歳で約10分の1になります。
 
年をとれば、若いときのように熟睡できなくなるのは自然なことです。
気にしすぎると、そのストレスでますます悪化しかねません。
そもそも、高齢者は日中の活動量が減るため、睡眠時間も少なくてすむのです。
不眠の原因が加齢による場合は、「せっかくだから本でも読もう」などとゆったり構えていたほうが、案外すんなり眠れますよ。
 
<眠りは30代から浅くなる。睡眠の質を上げることが大切>
 
 健康な大人の場合、眠るとまず「ノンレム睡眠」には入り、ステージ1(うとうと)2(すやすや)3(ぐっすり)4(さらにぐっすり)と眠りが深まっていきます。
ステージ34は、脳波が大きな波型のデルタ波になるため「除波睡眠」と呼ばれ、体も脳も眠っている状態です。
その後、体は眠っていても脳が活動している「レム睡眠」に移ります。
 
ノンレム睡眠レム睡眠1セットになった睡眠サイクルは、約90分。
それが眠っている間に何度か繰り返されます。
ただし、ステージ4のもっとも深い眠りは、1回目のサイクルでは40分ぐらい続きますが、2回目になると半分ほどに減り、その後はいくら寝てもほとんど現れません。
また、眠りの後半では、ノンレム睡眠よりレム睡眠のほうが多くなります。
 
さらに、この睡眠パターンも加齢とともに変化、30代後半ぐらいから、深い除波睡眠が減り始め、どんどん眠りが浅くなっていきます。
中年以降は若いとき以上に、質のいい睡眠をとるための知識や、昼間に運動するといった工夫が必要になってくるのです。
15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
また、最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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