血糖値を重視する理由

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血糖値を重視する理由
 
血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の量です。
 
ふつう、血糖値は食事をすると上がります。
まず、食べもののなかに入っている炭水化物という栄養素が分解されてブドウ糖になり、このブドウ糖が小腸で吸収されて、血液によって体中に運搬されていくのです。
 
ブドウ糖は生命活動にとって欠かすことのできないエネルギー源ですが、なかでもブドウ糖をもっとも必要とするのが「脳」です。
 
だからこそ、血糖値のコントロールが仕事のパフォーマンスを維持するうえでも決定的に重要になってきます。
 
では炭水化物をたくさん摂取すればいいかというと、それほど単純ではありません。
 
血糖値は、朝昼晩の3食をきちんと食べると一定の数値で推移します。
でも、たとえば朝食を抜き、お腹がすいた状態で昼食を食べると、血糖値が急上昇してしまいます。
 
通常、食事をした後、ブドウ糖が血液中に送られていくと血糖値が上がり始めます。
 
血糖値が上がると、今度はすい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは、ブドウ糖を全身の細胞に送り込むので、血糖値は下がります。
 
しかし、朝食を抜いて昼食を食べると血糖値が急上昇するので、インスリンも大量に出てしまいます。
そうすると血糖値は急下降し、結果としてイライラしやすくなったり、集中力が低下したり眠くなったりします。
 
ちなみに糖尿病というのは、インスリンが十分に分泌されなかったり、分泌されても働きが不十分で、ブドウ糖が細胞や脳に回らなくなったりする病気です。
つまり、血液中にブドウ糖がたまってしまって、脳も体も糖をエネルギーとして使えなくなってしまうのです。
「疲れない脳をつくる生活習慣 より」
 
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筋肉や神経を動かすエネルギーを作るのがビタミンB1神経伝達物質の生成に働くのがビタミンB6、そしてビタミンB12の役目は神経細胞内の核酸やタンパク質などを合成、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてくれません。
 
また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12葉酸
ビタミンB群は協力して働いているため一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
 
ビタミンが欠乏すると、記憶障害、無気力、集中力の低下、妄想、錯乱の症状が出ることは事実です。

東京武蔵野病院 副院長田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。

認知症患者に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
 
老人の認知症3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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