生活のなかのマインドフルネス

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生活のなかのマインドフルネス
 
瞑想のトレーニングを取り入れた「マインドフルネス」が世界中を席巻しています。
 
マインドフルネスの定義は、「いまここでの経験に、評価や判断を加えることなく、能動的に注意を向けること」です。
 
抽象的な定義なので、ピンと来ない人もいるかもしれませんが、日本人であれば、「無我」や「主客未分」と説明すると、腑に落ちると思います。
 
たとえば、オーケストラの演奏者を考えてみましょう。
 
楽器を習ったばかりの人は、演奏中に「うまく演奏できているだろうか」とか「失敗したらどうしよう」といった余計な判断を加えてしまいますが、一流の演奏者は、自分と楽器のみならず、楽団や聴衆とも一体化しているような感覚で演奏することができるといいます。
つまり、余計な自我が演奏に顔を出してこないのです。
 
 たとえて言えば、マインドフルネスとはこのような状態です。
 
 「能動的に注意を向ける」という定義からは、「自分」や「自我」が強く感じられるかもしれませんが、集中力が高まっているときには、集中していることすら意識しません。
ですから、たとえ演奏中にわずかなミスをしても、ミスをしたという事実だけを受け入れて集中力を持続できるわけです。
 
 このように考えると、日常的な活動のなかにも、マインドフルな状態、無我の状態になっている場面は数多くあります。
とくに家事の多くは、マインドフルになりやすいのではないでしょうか。
 
 掃除や皿洗いはある程度決まった手順で手を動かす作業なので、行動に没入しやすいところがあります。
掃除をした後にスッキリするのは、部屋がキレイになったことに加えて、脳がマインドフルな状態になっているせいだとも考えられます。
気分転換に夜まとめて皿洗いをするという人もいますね。
 
 瞑想をすることだけが、マインドフルの実践ではありません。
呼吸や姿勢、睡眠、食事を一つひとつ改善することが、プライベートでも仕事でも、マインドフルに生きることに直結しているのです。
 
※「マインドフルネス」は、次世代のメンタルトレーニングともいわれます。
それまでのトレーニングは「考え方」を変えることに注力してきました。しかし人間の考えは、そんなに変わるものではありません。そこで「考え方」ではなく「注意」をどこに向けるのかをトレーニングすることによって苦痛を和らげる方法としてつくられたのが「マインドフルネス」です。
「疲れない脳をつくる生活習慣 より」
 
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脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。
ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
 
ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。
根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。
昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。
大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
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