「嫌なやつ」「マイナスの出来事」はすべて錯覚?

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「嫌なやつ」「マイナスの出来事」はすべて錯覚?
 
天上天下唯我独尊」というお釈迦様の言葉をご存知でしょうか。
 
この言葉はよく、「この世でいちばん尊いのは、この世にただ一人しかいない自分である」というふうに、自己中心的な意味で解釈されることがあります。
しかし、本来は「自分という存在は、誰にも変わることができない人間として生まれている。この命のままで尊い」ということを意味しています。
人はそれぞれ、自分だけの持ち味を生かして自分らしく生きていくことができる存在である。
自分の頭で考えることがすべてを決めていくのだ、という真実をこの言葉は教えてくれます。
 
お釈迦様はまた、「因果応報」という教えも残しています。
この世に偶然起こる出来事など何一つなく、物事にはすべて原因があり、縁に触れて結果が生まれます。
 
出来事とは、不幸なことだけでなく、幸福なことも含まれます。
 
ある段階を自分が卒業できないかぎり、繰り返し同じような困難が起こる、という経験は誰にでもあるはずです。
「嫌な人がいる」のではなく「嫌な人だと思う自分」がいるのです。
その段階を乗り越えないかぎり、次々にあなたにとって「嫌なタイプの人」は現れ続けるのです。
 
なかなか難しい教えだな、と思いますが、このように考えると、起こったことを人のせいにはできなくなります。
自分はこの世に、お勉強をするために生まれてきたのだ、と思うと、降りかかる困難と向き合う覚悟が生まれてきます。
 
不摂生をして病気になるのも、ストレスでしんどくなるのも、自らが選択して生活してきた結果です。
ならば、せっかくの経験を生かして次のステップに進むチャンスなのだと受け止める。
アンチエイジングにも通じる考え方です。
 
この世の出来事は、すべて原因があって起こる。
不調は自分で選んだ生活の結果。変えることができるのも自分。
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣 より」
 
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ハーバード大学が20年にもわたって行なった調査によると、激しい怒りの後には、急性心筋梗塞狭心症などの心臓発作を起こすリスクが4.7倍まで急上昇するそうです。
 
ただ、血管に悪いとわかっても、怒りや嫉妬といった感情は自然に湧き上がってくるもの。
完全になくすということはできません。
避けることはできないのなら、湧き起こってきた怒りを以下に鎮めるか、ストレスが持続しないように、いかに発散するかが大事です。
 
カーッと頭に血が上ったとき、簡単にできるリラックス法が、息を吐くということ。
ふーっと腹式呼吸で息を吐くと、副交感神経の働きを強めてくれます。
 
オフィスでも、どこでもすぐにできるのでおすすめです。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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