太陽の光と朝食で「時計遺伝子」を働かせる

イメージ 1
太陽の光と朝食で「時計遺伝子」を働かせる
 
「時計遺伝子」という言葉を知っていますか。
人間の体の中には、ほぼ24時間周期で、新陳代謝やホルモン分泌などがスムーズに行われるようにする機能が、あらかじめ備わっています。
それが、体内時計、あるいはサーカディアンリズムといわれているものです。
そして、これはじつは、24時間より少し長いといわれていて、つまり、もとから微妙にズレているのです。
 
さらに、本姓ならば寝ている時間に起きていたり、食事をとる時間が極端に不規則になったりすると、そのズレがどんどん大きくなってしまう――。
これが、ホルモン分泌や新陳代謝を不調にさせて、結果、肌荒れや、ストレス太り、メンタルな部分では、うつなどを招いてしまったりするのです。
 
ですから、その体のサイクル=体内時計を正常な状態に保つことも、健やかに美しくなるためには、とても大切です。
では、そのためにはいったい、どうしたらいいのでしょうか?
 
その鍵を握るのがじつは、人間の細胞の各所にある「時計遺伝子」です。
最近の研究で、この時計遺伝しこそが、体内時計を管理していることがわかってきました。
 
そんな大事な時計遺伝子に正常に働いてもらうためには、いったい、どうしたらいいのでしょうか?
 
ポイントは、「太陽の光」と「朝食」です。
 
何時でもいいですから、朝、起きたら一度は窓を開けて、太陽の光、つまり蛍光灯などの人工的な光ではなく、自然の光を浴びること。
次に、バナナ1本、リンゴ1個、パン1切れでもいいから、朝食をとること。
そうすると、細胞の中の時計遺伝子のズレが正しくリセットされて、結果、自律神経のバランスも整いやすくなります。
ちなみに、この「太陽の光」と「朝食」は、ジェットラグ、いわゆる時差ぼけにも、とても効果があります。
「「これ」だけ意識すればきれいになる。 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。
昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に摂ることが望ましいとされています。
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ビタミンB12は細胞の生成にとって重要な、核酸(DNA)とたんぱく質の合成に関わっているため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
 
ちょっと使える身近な情報をお届けしています!