腸が喜ぶ発酵食品のとり入れ方
★発酵食品ってそもそもどんな食品?
日頃食べている納豆やチーズなどの発酵食品は、どんな食品か知っていますか?
発酵食品とは、カビや酵母などの微生物の働きによって、食材を変化させた食品のこと。
日本酒、みそ、しょうゆなどは麹カビの働き、チーズやヨーグルトなどは乳酸菌の働きで作られています。
酢は酢酸菌、納豆は納豆菌……数え上げればきりがありません。
中には食材そのものが持っている酵素で発酵する食品もあります。
★発酵すると食材の栄養価が上がる!
私たちの食生活は、大昔から、発酵食品の恩恵を受けてきました。
それは、発酵食品にすばらしい特性があるからです。
食材は発酵すると元の食材より保存性がよくなり、栄養価も上がります。
そして、独特の香りや風味、うま味が引き出されます。
発酵食品を食べることで、腸内に棲んでいる腸内細菌にも微生物の食事が届けられ、腸内細菌を効果的に増やすことができます。
発酵食品は、それぞれの国や地域の気候、風土に根ざして、独自に生み出されるもので、それが地域の食文化にもなっています。
たとえば、日本では植物原料由来の発酵食品が多いことが特徴です。
納豆と漬け物とみそ汁という日本の朝ごはんはすべて、発酵食品です。
★大豆の発酵食品で太らない体を作る!
みそやしょうゆは、大豆を原料につくられる発酵食品です。
このグルタミン酸、うま味成分としても有名ですが、最近の研究では、肥満予防効果があることがわかり、がぜん注目されています。
脳内神経物質を刺激することによって、消化液を分泌させたり、消化管の運動を促進させたりして、消化をよくするという報告もあります。
★かつお節は体脂肪を減らすなどのダイエット効果も
かつお節は魚を干すだけでなく、カビ菌をつけて発酵させた食品です。
また、アミノ酸が集まってできるペプチドも多く含まれ、高血圧の予防効果があることがわかっています。
★発酵期間が長いみそやしょうゆで腸内環境を改善
みそやしょうゆは、発酵熟成期間が長くなるにつれて、色が濃くなり、褐色になっていきます。
とくに、加熱しないで自然発酵させたときに作り出される濃い色素成分、メラノイジンには、いろいろな機能があります。
たとえば抗酸化作用や、血圧上昇を抑制する機能。
さらに乳酸菌を増やす働きもあり、腸内環境の改善に役立ちます。
「腸で酵素をつくる習慣 より」
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季節の変わり目は、ホルモンバランスが乱れ、疲労感が強くなり眠気やだるさを生じます。
寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB1はエネルギーの供給だけでなく、老廃物の代謝にもかかわっています。
B1だけではありません。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
したがっていっしょにとるのが効果的です。
超高齢社会を目前とした今、元気でイキイキと年を重ねるために、ビタミンB12に注目していただきたいと思います。
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