塗り絵は子どもだけの遊びではありません

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塗り絵は子どもだけの遊びではありません
 
意外な脳の運動をご紹介しましょう。
絵を描こうと思っても、なかなか描けません。
上手に描きたい、対象をきちんととらえたい、などといろいろ考えてしまうからです。
 
著名な絵が塗り絵になっているものがあります。
ゴッポでいえば、「ひまわり」や「夜のカフェテラス」などです。
名前では思い出さないかもしれませんが、絵を見れば記憶にあるはずです。
塗り絵ならすでに輪郭はとれていますから、あとは色をつけていくだけ。
 
塗り絵が脳に働くのは、まず記憶にある絵ですから、それを思い出します。
次に色をつけていくときにこれも記憶の倉庫からかつて見たことのある絵の色を思い出してきます。
もちろん、画家か描いたように色を出すことはできませんが、できるだけ近づけようとすると脳もかなり働きます。
また、自分なりの色にしてみようと思えば、画家との対決になり、まさにフル回転するようになるでしょう。
 
塗り絵は、ひとりでてきますし、競争相手もいません。
好きな色に塗ることもできます。
そして、絵を描くという高等な技術が必要ありませんので、誰にでもできます。
 
子どものころを思い出しながら、塗り絵をするのはいかがでしょう。
「100歳までボケない101の方法 脳とこころのアンチエイジング より」
 
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物忘れを感じるようになるのは、脳機能低下のあらわれ 
 
物忘れとは、脳は、体の機能全般をコントロールしている司令塔ですが、加齢とともにその働きは衰え物忘れの症状が出てきます。
脳血管の動脈硬化を放っておくと、血液循環が悪くなって脳細胞の動きが低下し、記憶力や思考力などが鈍り物忘れがはじまります。
 
40歳を越えた頃から「ど忘れや物忘れが激しくなった」「人の名前がなかなか思い出せなくなった」などと物忘れを感じるようになるのは、脳機能低下のあらわれです。
 
物忘れに関して脳の機能を活性化する重要な栄養素がビタミンB12です。
脳の神経細胞は約140億個といわれ、25歳を過ぎると1日に10~20万個ずつ死滅していきます。
死滅した神経細胞は2度と再生されず物忘れもひどくなります。
しかし、死滅した神経細胞は元に戻らなくとも、神経の通り、すなわちネットワークをよくすれば、低下した機能を補い、さらには高めることができ物忘れも改善されます。
 
物忘れに関する神経伝達物質の中で記憶と学習にかかわっているのはアセチルコリンで、このアセチルコリンはコリンと酵素を原料にしてつくられています。
ビタミンB12は、アセチルコリンを活性化して神経伝達をスムーズに行う働きをもっています。
アルツハイマー認知症の患者の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。
 
ビタミンB12は胃の内因子という糖たんばくと結合し吸収されますが、年齢とともに胃が小さくなったり胃の状態が悪くなったりして、内因子が
少なくなりビタミンB12の吸収が悪くなってしまうのです。
しかし、ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理による押し込み効果によって胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。
吸収率を高めるビタミンB12摂取量の目安は1000μg(マイクログラム)以上と考えられています。
さらに、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
胃の病気、ストレスなどでも不足します。
 
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