緑茶のカテキンで老人斑が減少

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緑茶のカテキンで老人斑が減少
 
食事をしたあと、お茶を楽しむ。
午後の3時にお茶を飲みながらお菓子を食べる。
こうした習慣がある人も少なくなってきたようです。
 
お茶どころでは、いまでもお茶を1日に10杯以上飲むそうですが、じつはお茶の産地でお茶をたくさん飲む人はがんにかからないという報告がありました。
静岡県中川根町(現川根本町)の男性が胃がんによって亡くなる割合は全国平均の5分の1です。
中川根町は、川根茶で有名なお茶どころです。
それから、お茶にがんを予防する効果があるのではないかと研究が進みました。
その結果、緑茶に含まれているカテキンががんを予防することがわかりました。
ただし、どのくらいの量を飲めばいいというような基準は見つかっていません。
まだまだ研究の途上のようです。
 
認知症に関しては、アルツハイマー病になるマウスを使った実験で、緑茶カテキンの主成分を直接マウスの体の中に入れると、アルツハイマー病になると現れる老人斑の面積が47~54%減少しました。
動物実験では、マウスに体重1kgあたり20mgという量の成分を与えました。
60kgの人なら1200mgという量になります。
これは500mlの緑茶に相当します。
 
毎日緑茶を飲むことを習慣にするといいでしょう。
お茶をゆっくり時間をかけて飲むと、ストレスの解消にもなりますから、ぜひお茶を飲む習慣を身につけてください。
「100歳までボケない101の方法 脳とこころのアンチエイジング より」
 
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認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク合成と核酸(DNA)合成の両方に深く関わっています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。
認知症の方に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
また、ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
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