趣味が三日坊主でも問題なし!

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趣味が三日坊主でも問題なし!
 
脳はワクワクすること、楽しいことが大好きな一方で、つまらないこと、刺激の少ないことには反応しません。
同じことの繰り返しにすぐ飽きてしまうという特性を持っていて、いったん覚えてしまったことを延々とくり返すのはあまり好まないのです。
音楽や料理が脳をとても刺激するとはいえ、毎日同じような料理をつくることが多い、同じような曲ばかり聴いているなど、代わり映えしない状況が続くと脳への効果は薄くなってしまいます。
ルーティンが増えるほど脳は怠けて働かなくなっていきます。
ですから、違う変化を取り入れていきましょう。
同じ何かをするにしても、そこに少し新しいことを加えるだけで脳はたちまち喜びます。
ちょっと変化をつけるだけですから大変でもありません。
料理なら新しいメニューに挑戦する、カラオケなら歌ったことがない歌を歌ってみる、食べたことのないものを食べてみる、使い慣れた筆記用具ではなく筆ペンで書いてみる、なじみがなかったスポーツの試合中継を観てみる、散歩道を変えてみるなど、できることはいろいろありますね。
こんなふうな“プチ変化”を心がけるだけで違います。
 
変化ということでは、趣味もバリエーションが多いほど健康脳になります。
趣味の多さは、脳の健康度と比例するといってもいいすぎではないでしょう。
多趣味な人ほど見た目が若々しいのは、脳の若さと関係しているからです。
興味があることに飛びついて、少しかじってやめてしまうような行動は、「飽きっぽい」や「三日坊主」といわれて、世の中ではあまり歓迎されません。
でも、脳への刺激を考えると「三日坊主OK」だと思っています。
もちろんあるひとつの趣味を極めていくことも、とてもよいことです。
向上心や探究心、好奇心を失わず、何かに熱中することも脳を元気にしてくれるからです。
一方で「おもしろそうだな」と感じたことに次々手を出してみるのも、それはそれで脳を元気にします。
そもそも「ちょっとおもしろそう」と思っただけで脳は刺激されます。
そういう意味でも、やったことのないものを「おもしろそう」と思って少しずつかじっていくのは悪いことではありません。
何しろ脳は新しいもの好きなのですから。
それに早いうちからいろいろなことに手を出しておくと、年齢がいってから役立つ場合が多いのです。
時間ができて何かはじめようと思ったとき、ちょっとかじった経験のあるものは取り組みやすくなりますね。
その当時はすぐに飽きてしまったけれど、時間を置いてもう一度やってみると、今度は結構ハマってしまったということもあります。
好き・楽しい・おもしろそうなどのプラス感情が伴うことをやるぶんには、何をやってもダメはないのです。
趣味をたくさんもつほど脳は活性化されていきます。
最初は三日坊主で構わないのです。
好奇心のおもむくまま、ぜひいろいろなことに挑戦してみてください。
「らくらく認知症予防法 生涯健康脳になるコツを教えます! より」
 
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脳は、体の機能全般をコントロールしている司令塔ですが、加齢とともにその働きは衰え物忘れの症状が出てきます。
脳血管の動脈硬化を放っておくと、血液循環が悪くなって脳細胞の動きが低下し、記憶力や思考力などが鈍り物忘れがはじまります。
40歳を越えた頃から「ど忘れや物忘れが激しくなった」「人の名前がなかなか思い出せなくなった」などと物忘れを感じるようになるのは、脳機能低下のあらわれです。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。
健康寿命を延ばせるかどうかは、老化と上手くつき合っていけるかにかかっているのではないでしょうか。
 
根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。
ビタミンB12、葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
ビタミンB12について?
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