「脂肪をため込みやすい時間」に気をつける

イメージ 1
「脂肪をため込みやすい時間」に気をつける
 
肥満(メタボリックシンドローム)は「血管力」を低下させる大きな要因です。
肥満の予防・改善のために食べる順番に加えて食事をする時間帯も意識してみましょう。
 
「BMAL1(ビーマルワン)という物質があります。
 
私たちの体内には、ある一定のリズムが存在しています。
夜は眠くなり朝目覚めるのは、体がこのリズム「体内時計」に沿って生命活動を営んでいるためです。
 
「BMAL1」は、体内時計に関係する遺伝子であると同時に、脂肪分解を抑制して体内にため込みやすくする働きがあります。
最近の研究で、BMAL1は時間帯によってその強さが変化することが明らかになりました。
 
夕方6時ごろから徐々に作用が強くなり、深夜2時ごろにもっとも強くなったあとで、徐々に弱まります。
 
BMAL1の作用が強い時間帯に食事をとると太りやすく、BMAL1の作用が弱くなる時間帯に食事をとると肥満予防になります。
つまり、
 
●昼食はBMAL1の作用がもっとも弱い午後2時前後
●夕食はBMAL1の作用が強くなる前の夕方6時ごろ
 
★午後2時~6時が「食べても太らない」時間帯!
 
どうしても脂肪分や糖質を食べたいときは、
適量を午後2時前後にとるのがベスト!
 
糖質制限を無理なく効率よく行うためには、
食事の内容だけでなく、とるタイミングも知っておくとお得です!
 
★「BMAL1」の特徴
 
1.1日の中で規則的に分泌量が増減する
2.分泌が多くなるのは夜間
3.分泌が少なくなるのは午後2時ごろ
4.分泌量が多い時間帯に食事をすると太りやすい
「「血管を鍛える」と超健康になる! より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
 
血管はアミノ酸たんぱく質コレステロールなどの脂質によってつくられます。
アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
 
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12について?
ちょっと使える身近な情報をお届けしています!