第1章 自分の老いも他人の老いも素直に受け入れる

第1章 自分の老いも他人の老いも素直に受け入れる

 

いつまでも老いを受け入れられずにいると、「こんなに足が弱くなった自分はダメ老人だ」「昔のように賢いことが言えないバカ老人になってしまった」と、自分を否定する方向に向かいます。

 

その否定的な視線が、他人に向かうこともあります。

つまり、「自分は認知症になってまで生きたくない」などと言って老いと闘っている人が、闘っていない人や比較的早く老いが進んだ人を見下す、「高齢者による高齢者差別」です。

ただ、いつまで老いと闘えるかは個人差がある以上、そこで差別的な見方をすべきではないといえます。

 

以前、関与していた有料老人ホームが、認知症や重度の要介護になっても、ずっと入居時と同じ居室で暮らせるというコンセプトを打ち出したことがあります。

その場合、食堂などでは、車いすの人や認知症が進んだ人と、比較的元気な人が同じ空間を共有することになります。

 

それは多様性があってすてきなことだと思いきや、元気な入居者側からクレームが出て、結果的に、要介護度が重い人とそうでない人が暮らす棟を分けることになりました。

まだ元気な入居者にしてみれば、要介護度が進んだ入居者の姿を目にするのは、「明日はわが身」を思い知らされるようでつらいものがあったのでしょう。

 

その思いは理解できます。

でも、老いを受け入れようとしない高齢者による高齢者差別の構図には、やはり違和感を覚えます。

歳をとるということは、いろいろな生き方が訪れることだと思っています。

その「いろいろな生き方」には、車いすや寝たきりの生活、あるいは認知症になるということも含まれます。

 

ボケたくない、足腰を弱らせたくないと思い、そのためにできるだけ努力をすることは大事だと思います。

でも、いざ認知症や歩行困難になったら、「なったなりに生きていく」という発想もまた必要です。

その発想がもてないと、そこから先の人生は生きる価値がないという考えに行き着きます。

それは、とても残念なことだと思います。

 

高齢者は、社会的には「弱者」ということになるでしょう。

そして、人間は究極的には弱い生き物であるということを、素直に受け入れられるのが高齢者の特性だと思っています。

自分の老いのみならず、他人の老いも受け入れられることが、「品格」と呼べるのではないかと思います。

「老いの品格 品よく、賢く、おもしろく より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

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第1章 できないことはあきらめて、できることを活かす

第1章 できないことはあきらめて、できることを活かす

 

歳をとると、体や脳が衰えてきます。

それは確かですが、だからといって、いきなり何もできなくなるわけではありません。

 

たとえば、認知症になると、とたんに何もかもわからなくなると思われがちですが、初期には記憶障害が起こるものの、理解力などはそれほど低下せず、それこそ長谷川和夫先生のように講演さえできるのです。

 

また、認知機能は衰えても、体は丈夫で長く歩けるという人もいれば、反対に、歩行困難で車いす生活を送らざるをえないものの、頭はシャキッとしている人もいます。

老化によって、すべての能力が一様に低下するわけではないのです。

 

終末期になれば、寝たきりでほぼ何もできない状態になりますが、それまでは、できないことは増えても、できることは残っています。

重要なのは、できなくなったことを悲観するのではなく、できることを大切にして、それを活かしていくという考え方です。

 

パラリンピックの選手たちは、障害者という枠のなかで競争しているというイメージをもたれがちですが、彼らは多くの競技において、ほとんどの健常者よりもはるかに高い能力を見せます。

つまり彼らは、できることの能力を最大限に伸ばし、できることのすごさで世界を相手に競っているわけです。

 

できないことがあってもいいのです。

「できることはこんなにすごい」という方向に目を向けることが大事なのです。

人は自分の欠点ばかりを気にして、長所を見過ごしがちです。

たとえば、受験勉強では、苦手科目を克服しようとするより、得意科目を伸ばすほうが、合計点数が上がることが多いものです。

 

実際、高齢になっても、できることの何かがすごければ、人から一目置かれます。

たとえ寝たきりになっていても、おもしろい話ができるなら、話を聞かせてほしいと思う人が周りに集まってくるはずです。

 

絵や音楽、運動など、これまでやってきたことがあれば、できるかぎり続けていくことで、さらに新しい境地にいたることもあるでしょう。

ピカソなど巨匠と呼ばれる画家でも、歳をとってからの作品のほうが高い評価を得ることはめずらしくありません。

 

老いや死は、ある程度上手に受け入れておいたほうが、他人から見ても魅力的であるばかりでなく、自分自身も平穏な気持ちを保つことができます。

そして結果的に、老いによるダメージの程度がそれほど大きくならずにすむことが多いと思います。

 

老いを受け入れると、できないことをあきらめられるぶん、できることを慈しみ、それをもっとやってみようという意欲が湧いてきます

そして、老いの時間をより豊かに過ごせるようになると思います。

「老いの品格 品よく、賢く、おもしろく より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

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第1章 老いることにジタバタしない人には品格がある 老いと闘えるあいだは戦い抜く

第1章 老いることにジタバタしない人には品格がある

老いと闘えるあいだは戦い抜く

 

いま、老いに対する人びとのスタンスが二極化していると感じます。

 

一方は、老いとずっと闘いつづけなければならないと考える、「アンチエイジング派」です。

いつまでも若々しくありたい、老け込みたくない、寝たきりや認知症にならないようにしたいと考える人たちです。

 

もう一方は、その対極の反アンチエイジング、「自然に老いる派」です。

 

老いと闘うか、受け入れるか。

残念ながら、人間は最終的に老いを受け入れざるをえないと考えています。

 

そのベースにあるのは、高齢者医療での経験です。

老年医学の研究のため、入所者の診療を行うとともに、亡くなった人の解剖を行い、高齢者の脳や臓器について研究がすすめられました。

 

その結果、わかったのは、85歳を過ぎると、脳にアルツハイマー型の神経の変性がない人、体内にがんがない人も動脈硬化が生じていない人は一人もいないということです。

 

つまり、どれほど認知症にならないようにがんばったところで、あるいは生活習慣病を予防するために食生活や運動に気をつけたところで、ある程度の高齢になれば誰もが認知症になるし、生活習慣病にもなるのです。

 

かつては成人病と呼ばれていた脳卒中や心臓病などを、「生活習慣病」と改称することを提唱したのは、100歳を過ぎても現役医師という活躍していた日野原重明(享年105)ですが、その日野原先生でさえ、晩年は脳内に変化が起こっていたと考えられます。

 

同じくらい脳が縮んでいても、すっりボケたようになってしまう人と、驚くほど頭がしっかりしている人がおり、症状の表れ方には個人差があります。

認知症になったとしても頭を使いつづけて、なるべくしっかりした状態を保つようにしてほしいと思います。

 

いずれにせよ、人間はいつかボケます。

いつかは歩けなくなります。

それを覚悟しておく必要があります。

 

認知症について「ボケる」と表現するのは、侮辱的であるとして避けるのが一般的になっていますが、必ずしもネガティブなニュアンスの言葉とは思っていません。

むしろ、脳の老化がもたらす自然な状態を表すものと認識しているので、ここでも使用することをここでお断りしておきます。

 

認知症の検査法である「長谷川式簡易知能評価スケール」を開発したことでも知られる、精神科医の長谷川和夫先生は、88歳のときにみずから認知症であることを公表しました。

 

長谷川先生本人は、新聞のインタビューで「隠すことはない。年を取ったら誰でもなるんだなと皆が考えるようになれば、社会の認識は変わる」とあっさり言い、「認知症の人自身が何を感じているかを伝えたい」と、講演活動を始めました。

 

「ボケたらしかたがない、ボケたなりにできることをやろう」と考えるほうが老いに対するスタンスとした健全なのではと思います。

 

老いと闘うことと、老いを受け入れることは、二項対立ではなく「移行」だと思っています。

 

老いと闘えるあいだは、闘ったほうがいいと思います。

まだ十分に闘える時期なのにそうしないと、年齢以上にずっと老け込んでしまいます。

定年後に何もしない生活をしていると、60代でも歩行がよろよろしたり、すっかり老人そのものの顔つきになったりする人もいます。

 

70歳そこそこで寿命がきていた時代であれば、それでもかまわないと思いますが、いまや日本人の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳を超えています

これは平均ですから、60歳より前に亡くなる人がいることを考慮し、平均余命を見るかぎり、男性でも85歳くらいまで生きる人が多数派でしょう

 

60代から20年以上ものあいだ、ヨボヨボの状態で過ごすというのは、さすがにつらいのではないでしょうか。

歩けなくなると行動範囲がかなり狭くなってしまうので、できるかぎり毎日、散歩を楽しむようにしたいですね。

 

また、認知機能があまりにも急に衰えると、本も読めなくなるし、人との会話もままならなくなるので、なるべく頭を使いつづけるようにすることです。

こうして、ある時期までは老いと闘っておいたほうが、少なくとも残りの人生を楽しめると思います。

 

ただ、認知症になって軽い物忘れが始まった、あるいは歩行がおぼつかなくなったら、それで人生終わりかといえば、そんなことはありません。

 

老いを受け入れるということは、老いているなりにどう生きるかということです。

老いと闘うフェーズが終われば、次は老いを受け入れるフェーズがあって、そこでジタバタしないことが、格好よく老いることだと思います。

「老いの品格 品よく、賢く、おもしろく より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

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「なりたい老人」の姿

「なりたい老人」の姿

 

人は子供から大人になり、そして老人になります。

子供から大人へと移行する思春期には、ほとんどの人が自我の成長にともなって、「自分は何をしたいのか」、さらには「どんな大人になりたいか」について考えるものでしょう。

 

でも、大人から老人へと移行する「思秋期」(ここでの造語です)とも呼べる時期に、「どんな老人になりたいか」について考える人は、あまりいないのではないでしょうか。

「いつまでも若くありたい」「老人になりたくない」。

今の日本では、多くの人がそう思っています。

 

これまで35年近くにわたり老年精神医学に携わってきて、いい歳のとり方をする人と、そうでない人がいることを実感しています。

歳をとっても、どこか「いじましい」人、すなわち、せこせこして見苦しい人、けちけちしていて忘れっぽい人がいる一方で、飄々としている人や、老いに対して覚悟を決めているような人もいます。

 

60代に入り、自分がどんなふうに歳をとっていきたいかを考えるようになりました。

そして「こんな老人になりたい」という三つのモデルが、自分のなかで明確になってきました。

 

「品のある老人」「賢い老人」、そして「おもしろい老人」です。

これは、どちらかというと「こうありたい自分」の姿であって、「自分はこんな人間である」という表明ではないのです。

 

「こうなりたい」と思う高齢者の姿とはどんなものかをお伝えすることが、“幸せに歳をとるためのヒント”になるのではと思っています。

 

 

お金や地位があるだけでは幸せな老人になれない

 

重要なことの一つは、高齢期には若いころのような上昇志向の価値観は通用しなくなるということです。

肩書を得るために必死でがんばってきても、高齢期になって悲しい思いをするケースは少なくありません。

 

入院患者には社会的地位の高い人が比較的多くいました。

元大臣や、大企業の元社長などもいましたが、その人たちの晩年が恵まれていたかというと、必ずしもそうではありませんでした。

 

上司に媚を売って出世したような人は、高い地位を得ても部下からの人望はありません。

自分をかわいがってくれた上司たちは、自分より年配なので先に世を去っていきます。

一方で、下の世代からは好かれていないので、高齢になって入院しても、誰も見舞いに訪れないというケースがよくあります。

 

勤務していたのはバブル期だったので、なかには土地の売買でとてつもない財産を築いたような人もいました、

でも、その財産が、子供たちの壮絶な争いの種となるケースを、少なからず見てきました。

 

老後の幸せは、地位やお金だけで得られるものではないのです。

高齢の患者さんと向き合う日々のなかで、そのことをひしひしと感じました。

 

 

何を得たいかより、どう生きたいか

 

70代、80代に、どうすればおもしろい人やすてきな人になれるかを、早めに考えておく、あるいはその年代になったら考えてみることが、本当に幸せになる鍵だと考えています。

 

定年後に、少しでも収入の高い仕事に就こうと躍起になる人もいます。

生活をしていくためにそうせざるをえない人も多いでしょうが、ただ、その先もずっとお金のことだけを第一に考える生き方が、生活の真の豊かさ、本当の幸せに結びつくかはちょっと疑問です。

 

年収200~300万円の仕事と年収数千万円の仕事があったとして、そこそこの金額の年金を受給できて、ローンを払い終わった持ち家がある人であれば、そのどちらに就いたとしても、若いころと違って生活の実質的な差はそれほどつかないはずです。

国民年金のみの場合でも、プラス300万円の収入があれば、それなりに充実した生活ができると思います。

 

もちろん、高級なレストランでの食事を日常的に楽しめるといった違いはあるかもしれませんが、住まいにしても、歳をとるほど豪邸はいらなくなります。

子どもが独立したあと、広い家で夫婦二人暮らしや独居になり、寂しさを感じたり、スペースをもてあましたりしているという高齢者の話もよく聞きます。

ある程度の年齢になれば、一軒家よりもコンパクトなマンションのほうが、むしろ住みやすいともいえます。

 

高齢になるにしたがって、一般的には、それほど高収入を求める必要はなくなっていきます。

それは言い換えれば、お金や地位を得ることだけにこだわらず、本当にしたい仕事や生き方を選ぶ自由が手に入るということです。

 

2018年に、当時78歳だったボランティア活動課の男性が、行方不明になっていた子供を発見し、「スーパーボランティア」として注目を浴びました。

彼は、世間から賞賛が得たくてボランティア活動に励んでいたわけではなく、ただ人の役に立ちたいと思い、それを喜びとしてずっと活動を続けてきて、結果的に称賛されることになったようです。

 

歳をとることをやみくもにネガティブにとらえず、これから何をしようか、どんなふうに生きていこうかと考えてみてください。

何を得たいかではなく、どう生きたいかを考え、そのとおりに生きることで、結果として望ましいものを得るということもあります。

「老いの品格 品よく、賢く、おもしろく より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

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第3章 腎臓を守る&機能改善!「腎リハ」のススメ 腎機能は簡単な運動をするだけで改善する!

第3章 腎臓を守る&機能改善!「腎リハ」のススメ

腎機能は簡単な運動をするだけで改善する!

 

▼運動で腎臓の毛細血管への負担を下げる

 

これまで慢性腎臓病(CKD)患者にとって運動は“禁忌”とされてきました。

CKD患者が運動を行った場合、腎臓に大きな負担がかかり、病状が悪化すると考えられていたためです。

 

しかし20年ほど前から、その常識が変わり始めました。

ウォーキングなど簡単な運動を適度に行った方が、腎機能が改善されることがわかったのです

 

腎臓には毛細血管が集まった糸球体が約100万個あり、その糸球体が体に必要なたんぱく質を残し、老廃物を体外に排出しています。

しかし、たんぱく質の摂り過ぎ、高血糖や高血圧などが原因で糸球体への圧が高まると、体に残るべきたんぱく質まで出されてしまう。

これが腎臓病の基本的な原因です。

その改善の鍵は体を動かすこと。

運動は糸球体の毛細血管を広げ、圧も下がって、腎機能も正常に働きやすくなります

ここでは、こうした腎機能回復のための運動を「腎リハ」と呼んでいます。

 

 

「腎リハ」で100歳でも元気な体に

 

▼できることから少しずつ始めていこう

 

腎臓病患者へのリハビリテーションである「腎リハ」は、じつは国から効果を認められた医療です。

2016年には、eGFR値が30未満の糖尿病性腎症患者への運動療法が健康保険の対象となり、2018年には対象者のeGFR値が45に引き上げられました

つまり、コストの面でも腎リハは取り組みやすくなっています。

 

とはいえ、それまで運動習慣のない方にとっては、第一歩を踏み出すのが難しいかもしれません。

そうした方は、日常行為に少しだけ工夫を施してみてください。

「車ではなく徒歩で買い物に行く」「出勤や帰宅のコースをやや遠回りする」など、少し負荷を加えるだけで、日常の運動量は増します

まずは“できることから少しずつ始める”ことが大事で、それが習慣になれば、体の変化も確実に表れてくるでしょう。

 

また、これまでの医療では、病後に生命を維持できるかどうかを予測する「生命予後」と、リハビリテーションによって改善を目指すADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)が分けて考えられていました。

しかし腎リハは、生命予後とADL・QOLの改善を同時に行える、まさに理想の医療行為です。

 

まずは第一歩を踏み出し、「腎リハ」によって100歳でも元気でいられるよう健康寿命を延ばしていきましょう。

 

 

「腎リハ」するなら注意しておきたいこと

 

▼腎リハをやってはいけない症状

 

「腎リハ」は“柔軟体操”“レジスタンス運動”“有酸素運動”を無理のない範囲で継続的に行い、腎機能の回復をはかるリハビリテーションです。

しかし、病態や症状によっては慎重に臨む必要があり、行ってはいけないケースもあるので注意が必要です。

 

心臓に動脈硬化症のある方は、事前に負荷心電図をとり、虚血が見られる場合はその時点での血圧や心拍数を確認します。

糖尿病を併発している方は低血糖に陥りやすく、網膜症の合併症がある場合には血圧上昇と低血糖、神経障害の合併症がある場合は足部の感覚障害、起立性低血圧、無自覚低血糖に注意します。

さらに腎機能低下は水分貯留によるむくみ、貧血による頻脈や息切れなどが起こりやすいので、こちらも十分に留意しましょう

 

また、絶対に腎リハを行ってはいけない方もいます。

1.最高180mmHg・最低110mmHg以上の重度の高血圧

2.空腹時血糖値が250mg/dl以上の高血糖

3.BMI30以上の肥満症

4.心臓病があり状態が安定しない方

5.腎機能が急激に悪化している方

6.急性腎炎を起こしている方

該当する方は腎リハが体の負担になり、病状を悪化させる可能性が高いので、運動は絶対に避けてください。

「腎臓の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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第2章 カリウムを含む食品は腎臓病のステージに合わせて調整

第2章 カリウムを含む食品は腎臓病のステージに合わせて調整

 

カリウム減は料理法をひと工夫

 

カリウムは人体に欠かせないミネラルの一種です

余分なナトリウム(塩分)の排出を助けて血圧を調整したり、細胞の浸透圧維持や神経伝達機能のサポートをしたりと、さまざまな役割で体内環境の正常化に貢献しています

 

そんな働き者のカリウムですが、慢性腎臓病により腎機能が低下すると、不要なカリウムの排出が追いつかなくなり、血液中のカリウム濃度が上昇する「高カリウム血症」を招くことがあります。

発症すると吐き気や手足のしびれ、不整脈などの症状がみられ、重篤な場合は心不全を引き起こすこともあるため油断は禁物。

特に慢性腎臓病でステージG3b以降と診断された方は、日々の食事でカリウムを摂り過ぎないよう制限が不可欠となります。

 

カリウムが豊富な食材として、ほうれん草やカボチャなどの野菜類のほか、果物やイモ類も挙げられます。

また。カリウムたんぱく質は相関関係にあり、肉や魚にも高カリウムな食材は意外と多いため摂取量には注意が必要です。

カリウムを効果的に減らすアイデアとしては、「水にさらす」「茹でる」がおすすめ

このひと手間でカリウムを40%以上減らすことができます

あらかじめ一口大にカットして大きな断面を作り、カリウムを流出しやすくするとさらに効果的です。

 

 

カリウムと腎臓の関係

 

正常な腎臓

 ↓

カリウムを排出

血圧を安定

体内環境を整える役割を持つカリウム

余剰分は腎臓によって体外へ排出される。

 

機能が低下した腎臓

 ↓

カリウムの排出機能が低下カリウム血症

余分なカリウムを排出できなくなると血中のカリウム濃度が上昇。

不整脈などをもたらす原因となる高カリウム血症に。

 

 

▼調理の仕方でカリウムは減らせる

 

1.水にさらす

生野菜やスライスした玉ねぎなどは5分ほど水にさらすことで、カリウムを大幅に減らすことができる。

 

2.茹でる(茹でこぼす)

茹でることでカリウムが減る野菜もある。

ほうれん草や小松菜、ブロッコリーなどは茹でて食べるのがおすすめ。

 

3.しぼる

茹でたりさらしたりした野菜は、しっかり水気を絞ることでさらにカリウムが減る。

「腎臓の話 より」

 

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イタリアで、子供に完全菜食を強いる親に対し、禁固刑の罰則を与えるという変わった法案が議会に提出されました。

肉や魚を食べない人を菜食主義者の「ベジタリアン」と呼ぶのに対し、肉や魚だけでなく、卵、バター、はちみつなど、動物搾取による製品も食さない人を完全菜食主義者の「ビーガン」と呼んでいます。

つまり、イタリアでは、子供に肉、魚、卵などを与えないビーガンの親は、法律で罰せられるべきという議論が持ち上がっているのです。

 

イタリアでは、ビーガンが人間にとって、著しく健康に良いという考えが普及した結果、動物性の食物をすべて取り除いた食事を子供たちに強要する傾向が見られるのです。

このブームが影響し、ここ最近では、乳幼児や2歳の子供たちが栄養失調で病院に運ばれ、時には、危篤状態に陥る事態などが発生。

幼少時に必要なプロテイン、ビタミンD、B12、カルシウム、オメガ3、鉄分などがビーガンには足りないという問題が危惧されているのです。

お肉には、私達の体が必要とする必須アミノ酸がバランスよく豊富に含まれています。

それに匹敵するほど効率よく必須アミノ酸を私達の体に提供できる野菜はありませんから、お肉を食べずに体を健康的に保つには、それなりの方法を知らなくてはなりません。

 

ビタミンB12を含む穀類、イモ類、野菜、果物、種実はありませんから、ビタミンB12の欠乏症に陥るベジタリアン/ビーガンが多いのが現状です。

動物性食品以外では、発酵食品、海苔に含まれているのみです。

これだけは必ずしっかり毎日の食事に加えるようにしましょう。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

ビタミンB12は、胃の粘膜から分泌される内因子という糖タンパクと結合し、腸で吸収されます。

そのため胃の病気や高齢で吸収が悪くなっている人などの場合は吸収されにくくなるので、欠乏症状が現われやすくなります。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

同時に、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/

 

第2章 たんぱく質の調整で腎臓の負担をコントロール

第2章 たんぱく質の調整で腎臓の負担をコントロール

 

▼適切なたんぱく質量を知ろう

 

生きていくうえでは欠かせない三大栄養素のひとつ「たんぱく質」ですが、体内でエネルギーに代わる過程で尿素クレアチニンなどの老廃物を生み出します。

これらの老廃物をろ過して体外へ排出するのが腎臓の役割です。

つまり、腎臓病の人がたんぱく質を摂り過ぎると腎臓に大きな負担をかけることになり、その結果、腎機能が低下すれば腎臓の負担がさらに増えて老廃物の処理が困難になってしまうのです

 

日本腎臓学会の「慢性腎臓病に対する食事療法基準2014」では、たんぱく質の摂取目標は腎臓病のステージによって異なり、G1~2では標準体重1キロあたり1.3グラム未満、G3b以降は0.6~0.8グラム(※)とされています。

(※)サルコペニア(筋肉減少症)を合併した場合は、腎臓病ステージG1~2では標準体重1キロあたり1.5グラム、G3aは1.0グラム、G3b以降は0.8グラムがたんぱく質の摂取目標となる。

主要な食品のたんぱく質量を見ると、1日の摂取目標以下に抑えるのは意外に難しそうだということがわかると思います。

ご飯1膳だけなら3.8グラムで済みますが、これを毎日3食、しかもおかずといっしょに食べるわけですから侮ることはできません

すでに腎臓病が進行している人なら尚更です。

 

普段よく食べている食品に何がどれだけ含まれているのか、それを知ることが腎臓病対策の第一歩。

気になる方は数日分の食事を記録して、たんぱく質量をチェックしてみましょう。

 

 

▼普段よく食べるもののたんぱく質量は?

 

ご飯(茶椀1杯150g):3.8g

パン(6枚切り1枚):5.3g

そば(1人前120g):5.8g

うどん(1人前180g):4.7g

(1個60g):7.3g

牛乳(200ml):6.6g

牛もも生肉(脂身つき100g):19.2g

豚もも生肉(脂身つき100g):19.5g

鶏もも生肉(皮つき100g):16.6g

アジ開き(1枚80g):16.2g

紅鮭切身(1切れ80g):18.0g

生サンマ(1尾140g):25.3g

サバ(切り身80g):16.5g

タラ(切り身120g):17.6g

イワシ(1尾260g/正味40g):9.2g

シシャモ生干し(1尾15g):2.3g

イカ刺身(40g):7.2g

カンパチ刺身(60g):12.6g

ホタテ貝柱刺身(45g):7.6g

マグロ刺身(赤身60g):15.8g

マグロ刺身(トロ60g):12.1g

バナメイエビ(無頭1尾15g/正味12g):2.4g

文部科学省日本食品標準成分表2020年版(八訂)より

 

たんぱく質が高めなら量で調整

たんぱく質が高めの食材は、食べる量で調整。

「腎臓の話 より」

 

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イタリアで、子供に完全菜食を強いる親に対し、禁固刑の罰則を与えるという変わった法案が議会に提出されました。

肉や魚を食べない人を菜食主義者の「ベジタリアン」と呼ぶのに対し、肉や魚だけでなく、卵、バター、はちみつなど、動物搾取による製品も食さない人を完全菜食主義者の「ビーガン」と呼んでいます。

つまり、イタリアでは、子供に肉、魚、卵などを与えないビーガンの親は、法律で罰せられるべきという議論が持ち上がっているのです。

 

イタリアでは、ビーガンが人間にとって、著しく健康に良いという考えが普及した結果、動物性の食物をすべて取り除いた食事を子供たちに強要する傾向が見られるのです。

このブームが影響し、ここ最近では、乳幼児や2歳の子供たちが栄養失調で病院に運ばれ、時には、危篤状態に陥る事態などが発生。

幼少時に必要なプロテイン、ビタミンD、B12、カルシウム、オメガ3、鉄分などがビーガンには足りないという問題が危惧されているのです。

お肉には、私達の体が必要とする必須アミノ酸がバランスよく豊富に含まれています。

それに匹敵するほど効率よく必須アミノ酸を私達の体に提供できる野菜はありませんから、お肉を食べずに体を健康的に保つには、それなりの方法を知らなくてはなりません。

 

ビタミンB12を含む穀類、イモ類、野菜、果物、種実はありませんから、ビタミンB12の欠乏症に陥るベジタリアン/ビーガンが多いのが現状です。

動物性食品以外では、発酵食品、海苔に含まれているのみです。

これだけは必ずしっかり毎日の食事に加えるようにしましょう。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

ビタミンB12は、胃の粘膜から分泌される内因子という糖タンパクと結合し、腸で吸収されます。

そのため胃の病気や高齢で吸収が悪くなっている人などの場合は吸収されにくくなるので、欠乏症状が現われやすくなります。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

同時に、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/