羅漢果は長寿の果実

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羅漢果は長寿の果実

中国に羅漢果というふしぎな果実があります。もしかしたら画期的な不老長寿の成分が発見されるかもしれない甘味の強い果物です。主として、美しい風景で世界的に有名な桂林市のある広西チワン族自治区の山腹などで栽培されています。ウリ科の植物で、朝夕は霧がかかり、日中はよく日があたって水はけのよい土が適しているようです。山中に自生している羅漢果もあり、不老長寿などの民間薬として用いられてきました。

羅漢果のある所には昔から長寿村が多く、桂林市の近くの祥田村がまさに元気で長生きしている人たちのたくさんいる地域です。驚いたのは104歳(2005年時点)になる廖権中さん。ひげを長くのばし、杖を持った立ち姿はまるで仙人のようです。血色がよく常にニコニコしています。いつも新聞をそばに置き、その新聞の小さな活字を眼鏡なしで読んでいるのです。趣味は読書という廖さんに、長生きの秘訣をたずねたら、次のように答えてくれました。

「よく体を動かすこと。自分の衣服は自分で洗濯するし、ご飯も自分で作る。とにかく、自分の力で生活することじゃよ」

羅漢果を何十年も食べ続けてきたことが、大きな病気もせずに、この年になるまで元気に長生きできた大きな理由ではないかとも、語ってくれました。

生果の羅漢果は収穫期の秋にしか食べられませんが、それ以外は乾燥羅漢果を剔って水で煮出し、その汁を服用。コップに注ぐと茶褐色をしていますが、飲むとまるでカステラのような味のする甘いドリンクでした。
                                        「長寿食365日 より」


元気でイキイキと年を重ねるために!
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