幸せは自分の力でアップできる
語学というのは、使わないとすぐ忘れてしまうものだ。
しかし、毎日少しずつでも使っていると、意外に忘れない。
十分間でも忘れず英語に親しんでいれば維持できる。
最初に英語を勉強するのは、新しい水路をつくる作業である。
そして、毎日少しずつでも水を流していれば、水路は涸れない。
いったん涸らしてしまうと、次に水を流すときは少しギクシャクする。
しかし、水路は残っているので、初めの水の流れが悪くても、新しく水路をつくるよりは簡単である。
水が流れ始めれば、昔と同じように使えるようになる。
外国語にかぎらない。
どんなことでも、いつもやっていることは簡単にできるが、やっていないことを突然やると、とまどうものだ。
考え方についても同じである。
いつもプラス思考の人は、プラスの回路が強化されているので、そちらの水路に水が流れやすい。
いつもマイナス思考の人は、プラス思考の水路は干上がってしまっていて、マイナス水路にばかり流れてしまうのではないだろうか。
人のせいにばかりしている人は、「人のせい水路」が広く頑丈にできあがっているので、何が起こっても、そちらの水路に水が流れてしまう。
マイナス思考の水路には、「運が悪い水路」「私が悪い水路」など、さまざまあるだろう。
そこで、そういうよからぬ水路は、なるべく干上がらせることをおすすめしたい。
つまり、その水路は使わないことだ。
もしも、いつものマイナス水路に流れそうになったら、すぐ考えるのをストップして、好きな音楽を聴いたり、好きなテレビ番組をみたり、本を読んだりして、心もちを明るくして、とにかくその水路に水を流さない。
そうして気分が変わってから、今度はプラス水路づくりをする。
いい方向に考えたり、周囲の人や、自分の恵まれている状況に感謝したり、具体的に今日からできる目標をつくって実行してみる。
いったんプラス水路をつくってしまったら、あとは毎日少しずつでもその水路を使って、強化していく。
不幸水路は、どんどん涸れさせて、幸福水路に水をどんどん流す。
これであなたの幸せは、確実に何十パーセントもアップするはずだ。
「ほがらかに品よく生きる より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。
ビタミンB12について?
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