IT企業の人々がセロトニン活性の達人を目指し始めた?

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IT企業の人々がセロトニン活性の達人を目指し始めた?
 
座禅は直感脳を拓く
 
座禅を行っているときに、直感に関係する脳領域(ここでは直感脳と呼ぶ)の血流が特別に増えることを、脳科学研究で見いだしています。
 
そもそも、直感脳はどこにあるのか。
その部位は、インドの女性が額に印を付けている場所で、ヨガではチャクラと呼ばれます。
ヨガを行っていると、このチャクラが熱くなると感じる人もいるようです。
おそらく、直感脳の代謝がヨガによって活性化されるから、と推測されます。
 
この直感脳の代謝活動が座禅で増加することを明らかにしました。
用いた装置は近赤外線分光分析器で、局所の脳血流を評価できます。
一般に、ある場所の代謝活動が上がると、その場所の血流、厳密には動脈の血流が増えます。
動脈血は赤い色をしていますが、それは血液成分の赤血球が酸素で飽和されているからです。
酸素が少なくなると紫色に変色してしまいます。
この色の変化を近赤外線で評価するのです。
測定原理の詳細は割愛しますが、体外から脳の血流増加を連続計測できる器械です。
これを使って、座禅呼吸法(丹田呼吸法2018.5.5ブログ参照)の最中に大脳の血流変化を詳細に調べた結果、直感脳の部位だけ動脈血流が増えることを発見しました。
すなわち、座禅瞑想が直感脳を特別に活性化することを突き止めたのです。
 
IT企業の人々がセロトニン活性の達人を目指し始めた?
 
最近、シリコンバレーでは散歩ミーティングがちょっとしたブームになっているそうです。
マイク・ザッカーバーグなどIT企業の最先端にいる人たちが、散歩ミーティングを積極的に取り入れているといいます。
さらに、最近のビジネスマンがもう一つ注目して実践しているのが、マインドフルネス瞑想(座禅瞑想)です。
座禅瞑想も散歩も脳内セロトニンを増やし、直感脳を活性化させます。
すなわち、IT企業のトップの人々や有能なサラリーマンたちは、セロトニン活性の行動を積極的に取り入れることによって、創造力やインスピレーションなど仕事に求められる能力を向上させようと、試み始めたのではないかと想像されます。
実は、故スティージョブズ氏は、座禅瞑想だけでなく散歩ミーティングも仕事で活用していたことが、自伝に記載されています。
それを真似ただけなのかもしれません。
 
しかし、そうしたポジティブな側面だけでなく、IT企業で働くサラリーマンにうつ病強迫性障害などメンタルヘルスの問題が急増してきたことも、背景にあると考えられます。
スマホやパソコンを一日中使い続ける生活が原因となってメンタルヘルスの問題が発生することに気づき始めたのではないでしょうか。
それを予防する対策として散歩や瞑想が有効であることを、さまざまな事例を通じて知るようになったのかもしれません。
※マインドフルネス瞑想(2017.7.29ブログ参照)
うつ病などの治療を受けている人は、医師に相談してから開始してください。
「自律神経をリセットする太陽の浴び方 より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB12の働き
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