<第3章>ゆっくりよく噛んで食べるのがよい最強の理由 

<第3章>ゆっくりよく噛んで食べるのがよい最強の理由 

 

《「早食い」が太る原因になる》

 

糖質を控えることに加えて、よく噛んで食べることも脂肪をためない体づくりには大切なポイントです。

「何を食べるか」に加えて、「どう食べるか」も意識するようにしてください。

 

その理由のひとつめは、よく噛んで食べると糖質の吸収を緩やかにできるためです。

よく噛まないで食べれば当然ながら早食いになります。

そうすると、食べたものの糖質が早急に小腸から吸収されるため血糖値が急上昇。

インスリンが大量に分泌され、脂肪がたまりやすくなるのです。

 

もうひとつの理由は満腹感が得られることです。

人間の脳は食事をはじめてから約20分後に満腹感を得るようにできています。

早食いをすると、満腹感を得る前に食べ過ぎてしまう傾向があるのです。

 

近年の研究により、よく噛んで食べると食後のエネルギー消費が高まり、痩せやすくなることもわかっています。

唾液も多く分泌されるため、胃腸での消化吸収がスムーズになるなど、体にとってよいこと尽くめです。

 

具体的には、一口につき30回噛んで食べるよう意識するとよいでしょう。

また、余裕をもって食事をとる習慣づけも大切です。

目安は朝食は20分、ランチは25分、夕食は30分。

時間に追われてかき込むような食べ方をしていると、少食のつもりでも太りやすくなるものです。

 

 

よく噛んで食べるメリット

 

◆3つのコツ

 

・一口食べたらお箸をおく

・いつもより10回多く噛む

・すきま時間の早食いをしない

 

  ↓

 

◆メリット

 

・糖質の吸収を緩やかにして血糖値の急上昇を防ぐ

・食後の消費エネルギーが増加し、太りにくくなる

・満腹感が得られて食べ過ぎを防ぐ

・唾液がたくさん出て胃腸の負担を軽減する

 

 

ゆっくり食べることで消化酵素がしっかり作用する

 

食べ物がゆっくりと動くことで消化酵素がしっかり作用する!

「内臓脂肪の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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