「脂質」はダイエットでは超重要!
「肥満のもと」以外にも大切な役割が
脂質は1g当たり9kcalの熱量を生み出す効率のよいエネルギー源です。
エネルギーとして消費されなかった分は、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられ、体温の維持や臓器の保護にも役立てられます。
さらに脂質には、体の機能を調節するホルモンや細胞を包む細胞膜の材料になったり、脂に溶けやすいビタミンの吸収を助けたりする役割もあります。
このように私たちの体内で活躍する脂質ですが、とり過ぎると肥満をはじめ、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病を引き起こしかねません。
そのため、脂質は「なるべく制限したほうがよいもの」と思われがちですが、実は肥満を気にする人にこそ味方となってくれる栄養素でもあるのです。
油っこい料理は胃もたれしやすいですが、それは裏を返せば、脂質には満腹感を持続させる効果があるということ。
ダイエット中だからとあっさりしたものばかり食べて、結局空腹感に耐えられずドカ食いしてしまった経験はありませんか?
そうなるよりも、まずは脂質を適度にとってしっかり満腹感を得ること。
脂質の目安は1日に必要なエネルギー量の約20~25%です(1日1800kcalなら40~50g)。
そのうえで、間食を控えたり、運動を増やしたりしてバランスをとるほうが、ダイエットは成功しやすいのです。
脂質は大切な栄養素
ダイエットの大敵と思われがちな脂質ですが…
・エネルギーになる
・細胞膜やホルモン、脳や神経の構成成分になるとても大切な栄養素です
↓ 極端にカットしてしまうと…
ストレス
生理不順
肌荒れ
さらには、脳疾患や心疾患まで引き起こすリスクも!
「栄養素の話 より」
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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
そして、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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