みかんは皮も役に立つ
免疫力アップにオススメの食材《みかん》
近年は消費量でバナナに抜かれたものの、古くから日本で愛されてきた果物のミカン。
ビタミンCが豊富なほか、ファイトケミカルのβクリプトキサンチンを含んでいる。
秋から冬にかけて収穫されるものが多く、寒い時期に食べる果物として人気。
和歌山、愛媛、静岡が日本の三大産地として知られている。
◆免疫力アップのポイント
・豊富なビタミンCでNK細胞を活性化
・抗酸化作用のあるβクリプトキサンチンを含む
・皮の部分はとくに栄養価が高い
みかんといえば豊富なビタミンCがまず頭に浮かぶと思います。
ビタミンCはNK細胞を活性化して風邪や感染症の予防に役立つ大事な栄養素です。
また、みかんにはβクリプトキサンチンというファイトケミカルが含まれているのも特徴です。
これは抗酸化作用を持つ物質で、老化やがんの原因となる活性酸素を取り除いてくれます。
こうした栄養素は皮の部分に多く含まれているので、できれば皮まで活用したいところ。
皮ごと食べるのはあまり現実的ではありませんが、皮を乾燥させて陳皮にすれば、いろいろな食品にかけて食べられます。
食べるなら砂糖不使用のものを
免疫力アップにオススメの食材《ドライフルーツ》
ドライフルーツとは果物を天日干しなどで乾燥させた保存食のこと。
ブドウやアンズ、オレンジなど、いろいろな果物が原料に用いられる。
果物の栄養をそのまま凝縮し、食物繊維を豊富に含むのが大きな特徴。
水分をほとんど含まないため腐敗菌が増殖しにくく、長期保存できるのもメリットだ。
◆免疫力アップのポイント
・果物の食物繊維がギュッと凝縮
・果物の皮ごと食べられて栄養満点
・糖質のとりすぎには注意
果物を乾燥させたドライフルーツは、果物の栄養を手軽にとれる食品です。
含まれる栄養素は原料の果物によって異なりますが、どのドライフルーツも食物繊維が豊富。
食物繊維は善玉菌を増やして腸内環境を整える効果がありますから、免疫力と深い関係にあります。
また基本的に果物を丸ごと乾燥させたものなので、栄養の多い皮の部分まで食べられる長所も。
とはいえ、原料はもともと甘い果物なので、食べすぎると糖質過多になってしまいます。
とくに砂糖を使用したものは要注意。
砂糖不使用のものを適量食べることを心がけてください。
「免疫力の話 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
ビタミンB12について?
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