<第3章>糖質制限をし過ぎると招く“低栄養性脂肪肝”

<第3章>糖質制限をし過ぎると招く“低栄養性脂肪肝

 

《体が危険を感じ肝臓に脂肪をため込む》

 

「なるべく早く内臓脂肪を落としたい」「すぐでも痩せたい」という思いから、糖質摂取量を極端に減らす人がいますが、体のことを考えるならそれはやめるべきです。

糖質を減らすのだから脂肪肝を改善できそうですが、逆に「低栄養性脂肪肝」、通称「ダイエット脂肪肝」になってしまうケースがあります。

 

糖質は三大栄養素のひとつであり、体にとってなくてはならないものです。

それをほとんどとらないでいると、肝臓に蓄積される中性脂肪が極端に不足するようになります。

中性脂肪は、食事がとれないときであっても活動するためのエネルギーが不足することがないよう、エネルギーを蓄えておくという大事な働きを持ちます。

このため、中性脂肪がなくなることに体が危機感を感じて、体中の中性脂肪を肝臓に送り込むよう働くのです。

その結果、かえって肝臓に中性脂肪が集中し脂肪肝になってしまうことがあります。

 

糖質を極端に制限して体重が急速に落ちたとしても、お腹だけ痩せないような人は肝臓に中性脂肪がたまり、ダイエット脂肪肝になっている可能性があります

1日当たりの糖質摂取量は男性で250グラム、女性は200グラムは糖質をとるようにしましょう。

ダイエットをするのであれば、健康的に落とせる体重は1ヶ月で500グラム程度です。

 

 

急激なダイエットで脂肪をため込む!?

 

内臓脂肪を落とそうと過度な糖質制限を行い、1ヶ月に3kg以上も体重を減らしてしまうと、肝臓に蓄積される脂肪が極端に減少します。

すると体はいろいろな部位から強引に中性脂肪を集めて肝臓に送り込んでしまうのです。

 

お腹だけ痩せない……

 

短期間の急激な糖質制限

体が飢餓状態だと勘違い

体のあらゆるところから肝臓に脂肪が集まる!

 

 

低栄養失調脂肪肝にならないために

 

・減量は1ヶ月に500g

・糖質は1日男性は250g

 女性は200g程度とる

「内臓脂肪の話 より」

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+

 

人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/

※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!

https://www.facebook.com/endokorob12