<第2章>まずは1週間で脂肪肝を治す

<第2章>まずは1週間で脂肪肝を治す 

 

《糖質を約15%減らせば改善する》

 

脂肪肝を治すとなると「病院に通って治療するのかな」「なんだか大変そう」と身構えてしまう人がいるかもしれません。

しかし、軽めの脂肪肝なら1週間ほど食事制限をするだけでかなり改善できます

しかも、その食事制限も糖質をちょっと控えめにすればよいという手軽さです。

 

糖質が多い食品の代表格は、ごはんやパン、うどんやパスタなどの主食です。

ごはん1杯の糖質量は約55グラム、食パン1枚約27グラム、かけうどん1杯約59グラム。

ちなみにショートケーキは1個約51グラム。

野菜でもじゃがいもやさつまいもなどのいも類、かぼちゃなどは比較的糖質が高いので注意が必要です。

 

1日の糖質摂取量の基準値は、男性で250グラム以内、女性で200グラム以内なので、ごはんを4杯食べればそれだけで糖質は220グラムとなり女性の基準値は超えます。

一方、肉や魚、卵などには、ほとんど糖質が含まれていないので、脂肪肝を治す際には主食を控えめにし、その分おかずを食べるようにしましょう。

 

具体的には、主食を約15&減らし、肉や魚、野菜などを多めに食べるようにします。

日頃からジュースを飲んだりお菓子を食べたりする習慣がある人は、それを減らすのでもOKです。

主食以外で糖質の摂取量を減らしている分、主食は10%ほど減らせばよいでしょう。

 

 

つらくない!脂肪肝を治す3つのポイント

 

1日の糖質摂取量の基準値は、男性250g、女性200g以内です。

軽い脂肪肝の場合、1週間ほど糖質をオフすれば、かなりの改善が期待できます。

 

◆ごはん

 

いつもより約15%減らせばOK!

 

◆お酒

 

しめのラーメンをガマンすればOK!

 

◆カロリー

 

糖質の低い食べ物にすればOK!

 

 

食品に含まれる糖質量

 

◆糖質が多い食品

 

ごはん(1杯):糖質55.0g

食パン(1枚):糖質26.6g

かけうどん(1杯):糖質58.5g

かけそば(1杯):糖質47.3g

スパゲティミートソース:糖質77.7g

和風ドレッシング(大さじ1):糖質2.4g

 

◆糖質が少ない食品

 

豚ひれ肉(100g):糖質0.1g

鶏ひき肉(100g):糖質0g

ナチュラルチーズ(20g):糖質0.2g

さばの水煮缶詰:糖質0.3g

卵(1個):糖質0.2g

オリーブオイル(大さじ1):糖質0g

 

参考:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」、「食品別糖質量ハンドブック」(洋泉社)などを参考に作成

「内臓脂肪の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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