セロトニンを鍛える3箇条

セロトニンを鍛える3箇条

 

セロトニンを増やすには、どうしたらよいのでしょうか。

 

それには、脳内にあるセロトニン神経を鍛えて、充分にセロトニンが分泌されるようにするのが第一です。

ここでは、その具体的な方法を解説しましょう。

 

セロトニン神経を鍛える基本は次の3つです。

 

1.太陽の光を浴びる

2.リズム運動

3.スキンシップ

 

どれも非常にシンプルでしょう。

これならいつでも誰にでもできるはずです。

こうしたトレーニングをおこなうと、5分ほどでセロトニン神経が活発になって、神経のインパルスの頻度が高まってきます。

それに応じて脳内のセロトニンの分泌量が増えていくわけです。

 

レーニングの種類や時期にもよりますが、それを20~30分続けることによって、セロトニン神経の活動レベルは高い状態を維持します。

 

もちろん、三日坊主で終わらせてはダメ。

ご飯を食べるのと同じように、毎日続けていくことが何よりも大切です。

心の復元力を高めて「ストレスフリーな脳」を自分のものにするには、そうやって脳内にセロトニンを日々補給していくほかに方法はありません。

 

それでは、この3つの方法について、順に詳しく説明していくことにしましょう。

 

 

1.太陽の光を浴びる

 

太陽の光を浴びることは、セロトニン神経を活性化させるための、もっとも重要な要素です。

 

最近では、「日焼けやシミ、そばかすが心配」「紫外線を浴びると皮膚がんの原因になる」といって太陽の光を避ける傾向にありますが、そんなに長く光を浴びる必要はありません。

目安は「日光を浴びて気持ちいいなあ」と感じる程度がベスト。

疲れてきたなと思ったらやめましょう。

日光に長時間当たるのは、後述するように、セロトニン神経にとっても逆効果になります。

 

具体的な時間は、天候や時刻、場所、季節によって変わってきますが、5分からせいぜい30分、長くても1時間程度というところです。

いうまでもなく、夏の光は強いために短時間に抑え、冬の光は弱いので長く浴びるという工夫は必要です。

 

また、セロトニン神経を活性化するには、2500ルクス以上の照度が必要とされています。

蛍光灯の光は500ルクス程度ですから、会社や自宅の照明では不充分です。

日中の太陽光なら、曇っていても5000ルクスほどあるといわれていますので、やはり太陽光を浴びることが大切です。

 

体のメカニズムからいえば、目の網膜に与えられた光の刺激が脳に伝わり、それがセロトニン神経を活性化するのですが、だからといって太陽を見るのがいいというわけではありません。

目から入れるのはそんなに強烈な光でなくてもいいのです。

むしろ、太陽を直接見るのは目にとって危険です。

 

外に出て太陽の光を浴びれば、充分な反射光が目から入ってきます。

帽子をかぶっていてもかまいません。

カーテンを開けて室内に太陽の光を取り入れるという方法でも、充分にセロトニン神経は活性化されます。

反対に、外に出ていてもサングラスで目を覆ってしまうのは、セロトニン神経のためにはあまり効果がないことになります。

 

もちろん、太陽光を浴びている間、日なたぼっこのようにじっとしている必要はありません。

朝の通勤時間や散歩時間に、日なたを見つけて歩くといった、ちょっとした工夫でいくらでも太陽光不足は解消されます。

脳科学者が教える「ストレスフリー」な脳の習慣 より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/