脳とコレステロール

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脳とコレステロール
コレステロールの役割の一つに、脳での働きがあります。

水分を除いた脳の重さ(乾燥重量)の70%が脂肪で、うち20%はコレステロールです。
神経細胞は情報伝達に電流を用いています。これが漏電しないように、神経軸索はコレステロールを含む膜に覆われ、さらにシュワン鞘という細胞膜で何重にもまかれています。
コレステロールが減れば、この電流が漏れて脳の機能に障害が出ると考えられます。
この可能性を最初に指摘したのがビルックネンです。

ビルックネンは、暴力をふるう非行少年のコレステロール値が低い一方、詐欺などの知能犯や虚言癖とか引きこもりなどの青少年では、コレステロール値は正常なことを発見しました。
これはとくに若いものに多く見られ、歳とともにコレステロールとの関係は薄くなります。

次に大きな反論を呼んだのがマルドーンの報告でした。
コレスロールを低下させる薬で治療した心疾患の患者では、たしかに心疾患での死亡率は減ったのですが、全死亡率は変わらないか、むしろ少し増えているというのです。

ということは、コレステロールが低下することで、死亡率を上げる何かがあるのだということになります。
調べてみると、自殺と無謀運転などの事故死が増えていました。これは、コレステロールの低下が脳(精神)に影響を与えるかもしれないことを示唆したものです。

さらにその後、高齢者のコレステロールが低いと、うつ病になる場合が多いことが示されました。
うつ病罹患率は、70歳まではコレステロールの高低に関連が薄いのですが、70歳を過ぎると、コレステロールの低い人は、高い人に比べて3倍くらい高くなります。
これは男女を問わず、人種にも関係なく見られます。

またコレステロール値の低い人に、自殺する人が多いことがわかりました。

コレステロール値が179~229の場合の危険率を1とした場合、178以下では3倍以上の危険率になりますが、230以上では変わりません。

高齢者に自殺が増えるのはどの国にも見られますが、とくにコレステロール値の低い高齢者の場合には、自殺の危険が増します。「脳の栄養失調 より」

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