脳は思考系だけではない

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脳は思考系だけではない
 
足・手・口を動かすというのは、大まかな括りで言えば、脳の運動系と呼ばれる機能を使うことです。
 
活性化させたいのは思考系なのに、なぜ運動系の機能を使うのかと思われるかも知れませんが、その理由は、次のように考えると納得されやすいでしょう。
 
多くの現代人が脳に関してもっとも誤解している点があるような気がしますが、人間の脳は、思考系がそれだけで存在しているわけではありません。
人間に至る生物の進化の過程や、赤ちゃんが人間らしい高度な思考力を獲得していく過程を考えてみても分かる通り、思考系以前に感情系や運動系などの機能があります。
 
人間はしっかりと二足歩行ができるようになり、手を自由に操れるようになり、口を使って言葉を話すことができるようになって、初めて高度な思考力を発達させることができたわけです。
その前段階の機能を十分に動かしておくことが、じつは、その日の思考系を活性化させるのにも有効な手段になります。
 
出社ギリギリの時間に起き。10分も歩かずに電車に乗って会社に向かい、パソコンに向かって仕事をするという人は、少し早めに起きて、次のうちどれか二つを実行してみて下さい。
特に午前中、脳の働きやすさがまるで違って感じられるはずです。
 
・散歩などの軽い運動
・部屋の片づけ
・料理
・ガーデーニング
・挨拶+一言
・音読(できれば10分以上)
 
血液を脳に巡らせる
 
運動系の機能を使うのが思考系の活性化のためにも有効なのは、次のように考えてみても分かりやすいかも知れません。
 
足や手や口を動かす運動系の機能は、脳の表面中央付近に分布しています。
その脳領域を十分に働かせるということは、そこに至る脳の血流を良くすることとイコールです。
特に足を動かすための機能は、頭頂部に近いところにある脳領域が担っているので、よく歩いているうちに、血液が脳の高いところまで汲み上げられます。
歩くというのは、足を中心とする全身運動ですから、脳全体に血液が巡りやすくなります。
散歩をした後に脳が働きやすいのは、そういう理屈からも説明することができます。
「脳が冴える15の習慣 より」
 
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最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。「栄養成分バイブルより」
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
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