強い血管をつくる食習慣の第一のポイントは、“塩分を減らす”ことです。
その理由をお話しましょう。
健康診断の3大検査「血圧、血糖、血中脂質(コレステロールと中性脂肪)」のなかで、血管の健康度を知る一番のバロメーターは血圧です。
つまり、高血圧の人は、血管の老化が大なり小なり進んでいると言えます。
ご存知のように、高血圧の大きな原因のひとつは食塩摂取量の多さ。
つまり、塩分をとり過ぎていると、血圧が上がるだけでなく、血管をも傷めているのです。
では、塩分をとり過ぎると、なぜ、血管の老化が進むのでしょうか？
塩は血管を2つのルートで傷めていきます。
ひとつは血圧の上昇を介して、もうひとつは、塩が直接、血管にダメージを与えるのです。
まず、塩と血圧の関係から見てみましょう。
塩をとり過ぎると、塩の主成分であるナトリウムが血液内で増えてきます。
すると、余分なナトリウムを排出するため、体内を循環する血液量が多くなり、心臓が強い力で血液を押し出そうとします。
このとき、血管にかかる圧力が増して血圧が上がり、その力によって、ナトリウムは腎臓を経て、尿の中に排出されるのです。
つまり、血圧を上げなければ、過剰なナトリウムは体の外に出ていきません。
そのため、塩分をとり過ぎていると、血圧が高い状態が続きやすく、血管に無理な圧力がかかり、血管の老化が早まります。
≪塩はダイレクトに血管を傷めつけ、老化させる≫
一方、塩が直接、血管を傷めつける原因には、人の体にあらかじめ備わっている生理・代謝機能が関係しています。
もともと動物は、ごくわずかの塩分摂取で生育し、元気に活動できるようにプログラミングされた生き物で、もちろん人間も同じです。
人類の歴史の9割以上は、飢餓の時代でした。
その長い歳月のなかで、かつては貴重な調味料であった食塩をさほどとらなくても、健康を維持できる体が自然につくられてきたのです。
そのため、塩分をとりすぎると、高血圧で血管の老化が早まるのとは別に、体の中で増えたナトリウムが各組織に入り込み、ダイレクトに細胞を傷めようとします。
血管では、血管壁の細胞にナトリウムがたまって壁が厚く硬くなり、動脈硬化が進みます。
このような悪さをする塩の存在を、“文明毒”のようなものだと思っています。
なぜなら、21世紀になっても、いわゆる文明とは無縁で暮らす人々は塩分を取りすぎることがなく、高血圧も血管病も存在しないからです。
たとえば、南米の原住民であるヤノマモインディアンは、現代においても1日の食塩摂取量が1gほどの食生活を送っています。
彼らには高血圧が見られず、加齢による動脈硬化もきわめて少ないという調査報告があります。
これは、食塩の摂取量が少ないほうが、血管の老化を防ぎやすいことの証明のひとつと言えるでしょう。
人間の体は、わずかな塩分のもとでこそ健康を保つことができるのです。
「一生切れない、詰まらない「強い血管」をつくる本 より」
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
＜ビタミンB12の働き＞
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.jp/
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子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html
