<α-リノレン酸情報>「リノール酸とりすぎ症候群」を解消する

イメージ 1
<α-リノレン酸情報>リノール酸とりすぎ症候群」を解消する
 
≪加熱料理を避けるのが、α-リノレン酸の有効な使い方≫
 
α-リノレン酸を含む油は、非常に酸化しやすいので注意が必要です。
揚げ物や炒め物のように加熱する料理では使わずに、サラダやマリネに利用しましょう。
保存する場所も高温や光の当たるところは避け、なるべく早めに使いきることです。
古くなった油をいつまでも使うのは、かえって体内に酸化脂質をふやすことになります。
 
≪「リノール酸のとりすぎ症候群」を解消する≫
 
コレステロールを減らし、動脈硬化を予防する」といわれるようになってから、リノール酸の多い油を大量に使う人がふえました。
リノール酸を薬のように考えて、「脂質つきのステーキを食べても、サフラワー油入りのドレッシングをたっぷりかけたサラダといっしょに食べれば大丈夫」だとばかりに、せっせとリノール酸をとったのです。
その結果、肥満、アレルギー、血栓などの症状が出た人も多く、リノール酸神話は崩壊しました。
 
これらの症状を解消するには、リノール酸の多い油を減らして、α-リノレン酸の多い油に置きかえるのが最も有効だとされています。
しかし、α-リノレン酸も薬ではありません。
とりすぎればエネルギー過剰を招きます。
何を食べるにしてもほどほどに、「いろいろな食品をバランスよく」というのが、「リノール酸のとりすぎ症候群」が私たちに与えてくれた教訓だといえましょう。
「からだに効く栄養成分バイブル より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
筋肉が動くように脳から指令を伝える神経が、正常に働くためには、いくつものビタミンB群の仲間が必要です。
筋肉や神経を動かすエネルギーをつくるのがB1神経伝達物質の生成にはたらくのがB6、そしてB12の役目は、神経細胞内の核酸たんぱく質などを合成したり、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてはくれません。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳・神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、胃の内因子(胃から分泌されるたんぱく質の一種)と結びつくことにより吸収されますが、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために 大量のビタミンB12を補給する必要があります。
高齢者で吸収が悪くなっている人も同様です。
ビタミンB12は動物性食品にしか含まれていないので、菜食主義の人も欠乏症が心配です。
 
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。
ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12について