ひとりにひとつバランスボール

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ひとりにひとつバランスボール
 
バランスボール、Gボール、エクササイズボールなどと、いろいろな呼び方がありますが、直径にして4570cmの弾力のあるボールがあります。
このボールを使った体操が、体にたいへんいいのです。
バランスボールは、もともと体に障害を負ってしまった人のリハビリのために開発されました。
体に無理なく、運動ができます。
 
ボールに座って、体を前後にゆっくり動かすだけでも、体の内側の筋肉が鍛えられます。
体の内側の筋肉は、なめらかな動きをつくりだす筋肉で、鍛えておくと転倒の防止にも役立ちます。
内側の筋肉は、外側の筋肉に比べて意識的に動かすのがむずかしいので、バランスボールは最適です。
 
筋肉が適度に鍛えられている人ほど長寿であると考えられます。
家の中で外出先で、体が動かなければ、何もできませんから。
 
また、ボールの上でバランスをとることで骨盤が安定します。
その結果、姿勢がよくなり、足腰の動きだけでなく、腕の動きも軽やかになり、運動量が自然とふえて肥満防止にもつながります。
 
バランスボール上でバランスをとっていると、自分の体のゆがみにも気づきます。
まっすぐ座っているつもりでも体がゆがんでいると、ボールの上なので体が右に傾いたり、左に傾いたりしてしまいます。
ふだんは気がつかないゆがみを教えてくれるのです。
 
ボールの大きさは体格によって違います。
背筋を伸ばしてボールに座り、膝の角度が直角になる、太ももと床が平行になるものがいいでしょう。
 
バランスボールを使った体操を紹介します。
     坐骨がまっすぐボールに突き刺さるように座ります。
     手を広げます。次に肋骨を締めるように両腕を前に持っていきます。
     背中の筋肉を引きずりおろす。背中の筋肉をまっすぐ下に下ろします。引きずり下ろす感覚がわからないときは、反対に肩を上げてから下ろすといいでしょう。
 
気がついたら体を締めておく
 
体を締めるといつても、バンドやゴムで締めるのではありません。
意識して、脇を締める、お尻を締めるといったことです。
 
体を引き締めることもバランスポールと同じように、体の内側の筋肉を鍛えてくれます。
 
何もないと引き締めた感じがしないという人は、椅子に座って両太ももの間にクッションやバスタオルをはさんで、力を入れてぐっとはさんでみてください。
ぐっとはさんだら、ゆるめます。
これを510回くり返します。
これが太ももや腰の引き締め体操です。
 
脇を締めるときもタオルをはさむといいかもしれません。
お尻ははさむことができませんから、ぐっと肛門に力を入れてみましょう。
力を入れたり抜いたりしてください。
 
電車の中でもオフィスでも、いつでもどこでも人に知られずできますから、今日からやってみましょう。
100歳までボケない101の方法 脳とこころのアンチエイジング より」
 
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ビタミンB12は、悪性貧血等に優れた効果があることは以前から知られていましたが、最近、傷ついた神経繊維の修復や神経の伝達物質の合成に関与していることがわかってきました。

従来、一度死滅してしまった脳細胞は、再生不可能とされてきましたが、近時、ビタミンB12によって、再生されることがわかってきました。
それが、末梢神経障害や認知症の治療に有効である事から、俄然注目を浴びるようになってきました。
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者は、血液中にビタミンB12が少なくなっています。
そこで、認知症患者にビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽快するケースが多くみられるとの事です。

今や人口の4人に1人が65歳以上という超高齢化社会を迎えるに至ったのは、医療技術が飛躍的に向上した結果ですが、残念ながら、脳に関する医学がそれに追いついていないことも事実でしょう。
老齢化が進むにつれて、感情の起伏が少なくなる、いわゆるボケ症状が見られるケースが増えています。
これは、脳が萎縮する為に起こることで、同じように老人認知症3割~5割を占めるアルツハイマー症候群も、脳全体が萎縮して、大脳皮質に変化が起こることによります。

脳の萎縮を防止するためには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行なわれなければなりません。
ビタミンB12は、この蛋白合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
◆ビタミンB12とは…?◆
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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