片頭痛持ちの人は「脳卒中リスク」が高い

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片頭痛持ちの人は「脳卒中リスク」が高い
 
頭痛と言えば、片頭痛持ちの方、いませんか?
 
典型的な片頭痛は、頭の片側がズキンズキンと脈打つように痛むというもの。
たびたび片頭痛があって、頭痛薬を飲んで痛みを和らげているという方もいるでしょう。
 
片頭痛の正体は、血管の周りの炎症です。
 
神経系が敏感で、脳の神経細胞が刺激されやすい人が片頭痛になりやすく、神経細胞が刺激されることによって、痛みを伴う炎症を引き起こす物質が脳血管を覆う髄膜に送られ、ズキズキする頭痛や、ときには吐き気を一緒に引き起こすのです。
 
実は、片頭痛持ちの人は、持っていない人に比べて、将来脳卒中を起こすリスクが高いと言われています。
それは、血管の周りの炎症を繰り返すことで、動脈硬化が早く進むためと考えられています。
 
「いつものことだ」と思って、市販の頭痛薬などで対処してしまっていませんか?
一般の頭痛薬だけで対応していると、脳卒中のリスクはさらに高まります。
 
片頭痛かなと思ったら、一度、医療機関で診てもらうべきです。
そして、片頭痛治療薬を使うなど、しっかり片頭痛の管理をすべき。
「ただの頭痛だ」と思って、いい加減な対応をしていると、将来の危険性が増します。
 
そして、片頭痛のある人は、必ず家でも血圧を測ること。
特に起きた直後の血圧が大切です。
朝方だけ血圧が高くなる人(早朝高血圧)は、医療機関で測っても血圧は正常なので、高血圧が見つかりにくく、「仮面高血圧」とも呼ばれます。
でも、朝というのはただでさえ血圧が上がりやすい時間帯。
早朝高血圧の人は、上がりすぎることがあり、危険なのです。
 
また、片頭痛の治療薬は、血管を収縮させる作用もあり、血圧を上げやすいという側面も。
片頭痛持ちの人は、まず、ちゃんと片頭痛の管理をすることが大切です。
さらに、将来の血管事故を減らすためにも、脳卒中の最大のリスクファクターである高血圧に注意し、血圧測定をする習慣を身につけましょう。
「人は血管から老化する より」
 
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  筋肉や神経を動かすエネルギーを作るのがビタミンB1神経伝達物質の生成に働くのがビタミンB6、そしてビタミンB12の役目は神経細胞内の核酸やタンパク質などを合成、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてくれません。
 
また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12葉酸
 
ビタミンが欠乏すると、記憶障害、無気力、集中力の低下、妄想、錯乱の症状が出ることは事実です。
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。
認知症患者に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
高齢者の
認知症3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
また、ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
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