
血を増やしたければ肉食女子になりなさい
お肉を食べてほしいのです。
そして、肉は肉でも、牛でも、豚でもなく鶏肉です。
ほうれん草と鶏肉の100g中の鉄分の量を比較してみると、ほうれん草は2.0mg、鶏もも肉は2.1mgと一見同じように見えますが、野菜の中の鉄分とお肉の中の鉄分はまったく違います。
お肉の中に含まれているのはヘム鉄、野菜の中に含まれているのは非ヘム鉄です。
ヘム鉄というのは鉄原子に有機化合物が結びついているのですが、溶けやすくイオン化しやすいのが特徴で、吸収率が高い。
非ヘム鉄の吸収率がたったの5%しかないのに対して、ヘム鉄の吸収率は25%。
同じ量の鉄分でも、ほうれん草を食べるよりも鶏もも肉を食べたほうが、なんと5倍もたくさん鉄分が吸収されるのです。
そして、いうまでもなくお肉はタンパク質の塊です。
血の原料である鉄分とタンパク質の両方を一度にとることができます。
これはとさか、皮、骨に至るまで烏のように黒いことから名づけられた鶏です。
鶏肉の中でもすば抜けて栄養価が高いことが知られています。
しかしかなり貴重で高価な品種のため、1羽3千円、卵1個5百円ほどもします。
そのため、普段から食べるには普通にスーパーで販売されている鶏肉でいいでしょう。
栄養価の面を考えると、少し奮発して地鶏を選んでいただきたいところです。
薬膳で鶏肉は「気血を補い、体を温め、胃腸を助ける滋養食」といわれています。
江戸時代に書かれた『本朝食鑑』という書物でも、「内臓を補強し、脾臓と胃を整え、婦人病と産後にいい」とされています。
さまざまな鶏肉料理の中でも、血を増やすのにもっともおすすめしたいのは、参鶏湯(サムゲタン)。
焼き肉店や韓国料理店で食べることができますが、一羽の鶏肉の中に、高麗人参、なつめ、松の実、栗、にんにく、もち米を詰めてコトコトと時間をかけて煮たものです。
鶏肉はもちろん、入れてある食材はすべて胃腸の力を高めて、血をつくるものばかりの薬膳料理です。
骨つき鶏のスープを作って、初日はそのまま、次の日はトマト仕立てにして、最後はカレーで締める、というのもとてもおいしいです。
薬膳というと難しく考えてしまいますが、血流を増やす食材として、鶏肉を気軽に食べてもらうのが一番です。
「血流がすべて解決する より」
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脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若返りにもつながることにもなります。
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