適度なストレスは、むしろエネルギーになる


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適度なストレスは、むしろエネルギーになる
 
 ストレスにはさまざまあります。
暑さ、寒さ、騒音などの肉体的なストレスもあるし、精神的なストレスもあります。
ここでは精神的なストレスに絞って説明していきます。
 
ここに1枚の板があると考えてください。
その上に「重り」が乗って、板はたわんでいます。
重りが「ストレス要因(ストレッサー)」、板のたわみが「ストレス反応」です。
ストレスというものを考えるときには、これを総合して考えてみなければなりません。
 
人によって、頑丈な板の人もいれば、柔らかくてすぐにたわむ板の人もいます。
同じストレス要因を受けても、何ともない人もいれば、大きく折れそうにたわむ人もいます。
 
また、ストレスがまったくなければいいかというと、そうでもありません。
適度なストレスはあまり負担に感じないし、少しあったほうが、それに対して「負けずに頑張るぞ」という気持ちも起き、むしろ好ましいのです。
しかしストレスが大きすぎると、人は「ストレスを感じる」状態になり落ち込んだり悩んだりするのです。
 
こういうきには、そのつらく重い気持ちを誰かに相談するなり、自分で発散するなりして、ストレスを軽くしてやらなければなりません。
放っておくと板が折れてしまいます。
 
この「折れた状態」が、うつ的な状態です。
ですがまだ重いうつ病ではありません。
しかしそのまま板が折れた状態だと心身のバランスも大きく崩れ、重いうつになります。
 
軽いときは、うつというより「不安」「悩み」と言ったほうが適当でしょう。
この段階で早めにプレッシャーを除いてやらなければいけません
 
「そんなに簡単に取り除けるくらいなら苦労はしないよ」
 
と思われるでしょう。
たしかに、ストレスを感じやすい人は、ストレスの解消の方法が下手だとも言えます。
解消できないからストレスはたまり、板はたわむのです。
「うつ」にならない習慣抜け出す習慣 より」
 
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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
 
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に摂ることが望ましいとされています。
 
ビタミンB12の働き
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