行動科学マネジメントのメカニズムとは?
まず「行動」に着目し、科学的な目で行動を見る
「習慣とは行動」
習慣化の際に注目すべきは、自分自身の「行動」。
意思や考え方といった内面ではありません。
もう少し具体的にいえば、行動するための条件や環境を整えて、自分で自分の行動をコントロールする……つまり「行動しやすくする(あるいは行動しにくくする)」ための工夫を施す、ということです。
現在、多くの企業、各種団体、機関がこの手法を導入し、成果を挙げています。
行動科学マネジメントが対象とするのは、ビジネス現場だけではありません。
科学的ということはつまり、「いつ・誰が・どこで」やっても同じような成果を得られる「再現性の高い」手法だということです。
まずは「具体性」を身につけることだが……
科学的手法ゆえに、行動科学マネジメントは“曖昧さ”を徹底的に排除します。
「毎日早起きするぞ!」「規則正しい食事を心がけよう」「有酸素運動を習慣にしよう」……うつ防止のためにこうした目標を立て、新しい習慣を身につけることを固く決意したとしても、なかなか第一歩を踏み出せない、進められない、続けられないという人が大勢います。
第一歩を踏み出せない、進められない、続けられないということは、すなわち「どんな行動をとればいいのかがわからない」ということです。
「早起きをする」「心がける」「習慣にする」……実はこれらの言葉は、行動科学マネジメントでは“行動”と呼べるものではありません。
行動科学マネジメントには「MORSの法則(具体性の法則)というものがあり、「行動とは何か?」がはっきりと定義されています。
Measurable(計測できる)
Observable(観察できる)
Reliable(信頼できる)
Specific(明確化されている)
これらの頭文字を取って、「MORS」です。
この4つの要素が揃って初めて「行動」と呼べるのです。
たとえば「毎日早起きをする」では、具体的な行動とは言えません。
M(計測できる):「毎日/午前6時に起きる」
O(観察できる):「ベッドから出て、服を着替えている」
R(信頼できる):「起きて、家族と話をしている」
S(明確化されている):「毎日アラームがセットされている」
このように具体的な行動に落とし込めるのです。
習慣化の第一歩は、自分が習慣にしようとしていることを「具体的な行動」に落とし込むことです。
「がんばるぞ!」「ちゃんとやるぞ!」は行動ではありません。
それではまだまだ自分の「内面」に頼ってしまうことになるのです。
「「うつ」にならない習慣抜け出す習慣 より」
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仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
ビタミンB12の働き
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