忙しくない働き方でストレスをためない

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忙しくない働き方でストレスをためない
 
通勤時間の上手な使い方
 
その日いろいろなストレスがあったとしても、良質な睡眠がストレスを和らげてくれます。
しかし、いい睡眠のためには1日の過ごし方も大切です。
 
残業が多く、帰宅も深夜になるようでは、なかなか眠れません。
とはいえ、これは個人の努力だけではむずかしいでしょう。
テキパキと仕事をこなして定時に終わるのが理想ですが、会社の都合でそうもいかないことも多い。
 
厚生労働省では月の残業時間が80時間を超えるようだと、「過労」になるとしています。
理想論かもしれませんが、経営者側も働く側も、「残業ゼロ」をめざすべきだとは思います。
 
ですが、それはなかなかむずかしいことです。
であれば、少しでもストレスのたまらない方法を考えてみましょう。
それには、「やるべきことリスト」をつくったり、机の上を整理整頓するだけでも違います。
 
知り合いのオフィスには、果樹園かと思うぐらい観葉植物があります。
こういうのものも、それなりに癒やしになります。
また、1つの仕事を30分続けたら、いったん小休止し、窓を開けるなどの小さな工夫もしたい。
 
うつっぽくなり始めると、朝がきつくなる、朝食も摂らずに電車に飛び乗り……という人も多いでしょう。
 
だから、通勤やオフィスでストレスをためない方法を考えたい。
 
通勤時間が長い人は、できるだけ「座って」通勤するようにする
そこで窓からの太陽光を浴びるだけでも違ってきます
 
通勤時間は資料の整理と準備をする、という人もいるかもしれませんが、あまりお勧めしません。
リラックスできる好きな音楽でも聴いてすごすほうが、ずっといい。
仕事関係の本や雑誌を読むのは立派な心がけですが、ほどほどにしたほうがいいでしょう。
 
優先順位だけでなく「劣後順位」をつける
 
仕事の手際が悪い人は、やるべきことの“優先順位”がはっきりしていないものです。
すべてに優先順位をつけなくてもいいですが、せめて1番目と2番目ぐらいは、はっきりさせておいたほうがいい。
 
また優先順位ではなく「劣後順位」をつけるのもひとつの方法です
つまり、「これとこれは、やらない」と決める
案外とこれがリラクゼーションにつながるものです。
 
そういうふうにしていると、たとえばゆっくりコーヒーを飲んだり、仕事をひと休みする時間も取れます。
そうした空き時間をつくるだけで、気持ちも落ち着いてくるはずです。
「あれもこれも……」
というのではなく、仕事にはメリハリが大事なのです。
何ごとも冷静に、落ち着いて、そして計画的に進めてほしい。
 
もともとストレスをためやすい人は、何もかも抱え込んでしまう傾向があります。
しかし超人でもない限り、一人でできる仕事量は限られます。
まずそのことを自覚しましょう。
 
しかし――、それでもどうしても忙しい人も、いるかもしれません。
 
そのときは、忙しいことをプレッシャーに思わないことです。
「忙しい! だけど意味のある仕事なんだ」
と思う気持ちの切り替えができるでしょうか。
 
簡単に気持ちを切り替えることはむずかしいですが、悩みがちな人は意識して、「この仕事は楽しいんだ!」と思うようにしたいものです。
 
忙しさのなかに自分だけの時間を持つ
 
人間は仕事だけで生きていけるわけではありません。
無趣味な人は、定年退職になるとやることがなくなり、一気に老化するといいます。
ひとつでもいい。
仕事よりも夢中になることのできる趣味を持ちましょう。
そのときおそらく、気持ちはとてもリラックスしているはずです。
 
たとえば週末は、自分の好きなことをして過ごす。
仕事人間を頭から否定はしないし、それはそれで素晴らしい一面もあると思います。
しかし、ストレスとかうつという心の視点で見た場合、休日返上で仕事をするようなことは避けたいものです。
 
仕事中でも、自分の時間をつくることはできます。
待ち合わせの喫茶店などに少し早く行って、本を読んだり音楽を聴く。
もちろんそこで仕事の準備をすることもありますが、それはなるべく出かける前に済ませるようにします。
 
極端な話、そこで何もしなくてもいいと思います。
そういう「休み」の時間が、ストレスをためないひとつのコツでもあるでしょう。
「うつ」にならない習慣抜け出す習慣 より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
 
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に摂ることが望ましいとされています。
 
ビタミンB12の働き
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