少しおおざっぱになってみる

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少しおおざっぱになってみる
 
ストレスが続くと、ストレスホルモンのコルチゾールの過剰分泌が続きます。
すると、体内の免疫機能が低下し、血糖値は上昇。
さらに交感神経が優位な状態が続き、毛細血管が収縮して血流が悪化し、体のあちこちでフリーラジカルがつくり出されます。
 
ですから不快なストレスはためこまないようにコントロールすることが、毛細血管を若々しく保ち、健やかに年を重ねるためにとても大切なことなのです。
 
まず大切なのは、上手にストレスを受け流すというスタンスです。
できるだけストレスの原因から遠ざかり、自分のしたいことをする時間を確保しましょう。
 
とはいえ、それができない状態にある人も多いでしょう。
その場合は、ストレスを受けている自分を見つめ直して、自己改革してみるのもひとつの方法です。
 
長寿保健福祉調査によると、100歳以上生きた人々の多くは、「物事にこだわることなく、自由気ままな生活を送ってきた人々」だそうです。
 
要するに、ある意味「おおざっぱ」な人たちですね。
精神医学的に考えると、ストレスをもろに受けやすい人は、生真面目で神経質なタイプです。
少しずつこだわりを捨てて、人の目を気にしないで、「おおざっぱに生きるぞ!」と意識することで、自分の中の執着や偏った考えも見えてきて、肩の力も少しずつ抜けてくるはずです。
 
明けない夜はありません。
ストレスの経験もいつかは自分のプラスになるのだと信じて、気負わず、淡々と現実に向き合っていると、そのうちきっと状況も好転すると思います。
 
フリーラジカル」はどうしてできるの?
 
過剰にエネルギーを使ったり、悪いものが入ってきたときに発生します。
 
体の細胞内にある小器官・ミトコンドリアは、酸素や栄養素を使ってエネルギーを生み出しながら、同時にフリーラジカルを発生させています。
フリーラジカルは基本的には体内に入ったウィルスや細菌を攻撃するよい働きをしてくれるのですが、過剰に増えると暴走を開始。
細胞膜を攻撃し、その主成分である脂質を酸化してしまいます。
その結果、細胞の機能を低下させたり、細胞内に入り込んで遺伝子を攻撃し、がん化させてしまうこともあるのです。
当然、毛細血管を破壊してしまう可能性があります。
 
全身の細胞で発生し、体を酸化させてしまうフリーラジカルは、加齢とともに増えて老化を加速させます。
さらに、激しい運動、過食や過度な飲酒、強いストレス、ウィルスに感染したときなど、大量のエネルギーを必要とするときには、ミトコンドリアがフル稼働するため、フリーラジカルも大量発生します。
また、喫煙、紫外線、大気汚染、食品添加物などの外的要因によっても発生します。
 
フリーラジカルを減らすには、普段の暮らしの中でこれらのリスクファクターをできるだけ回避して、アンチエイジング・ホルモンの分泌を促すのがポイント。
それは全身の毛細血管を保つことにもつながります。
「「毛細血管」は増やすが勝ち! より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
 
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
 
B1、B2、B6、B12、ナイアシンパントテン酸葉酸、ビオチンの8種類を総称して「ビタミンB群」と呼んでいます。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
 
ビタミンB12について?
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