血糖の乱れは血管の「糖化」を招く

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血糖の乱れは血管の「糖化」を招く 
 
「糖化」のお話です。
 
糖化とは、タンパク質が糖分と結合して糖化産物に変性してしまうことです。
 
そしてこの最終形がAGEと呼ばれるものです。
 
AGEは血管の壁に入り込み、プラークを形成したり、血管内皮の働きを弱めたりします。
 
ですから、いかにAGEを抑えるかということが大事です。
 
AGEを抑えるにはどうするか?
方法は2つです。
 
体内でAGEをたくさんつくらないようにするか、またはAGEがたくさん含まれた食品を避けるようにするかです。
 
AGEをたくさんつくらないためには、高血糖を避ける必要があります。
 
高血糖の状態では、体内でのAGE産生量が一気に増え、血管は強烈なダメージを受けやすくなります。
ですから、普段から血糖値が高めの人は要注意です。
 
実際に、食後の急激な高血糖が心臓血管病に悪影響を及ぼすという研究報告は数多く発表されています。
 
では、具体的にどんな食べ方が、血糖値を急激に上げてしまうのでしょうか?
糖化とは血糖値を上げてしまう食べ物は何でしょう?
それはもちろん糖分、そして炭水化物などの糖質と言われるものですね。
 
とくに、空腹で糖質をいきなりとるのはよくありません。
急激に血糖値が上昇してしまいます。
体内の糖化も急激に進み、血管のダメージは計り知れません。
 
ましてや、炭水化物の早食いなどもってのほかです。
空腹時のどんぶりものの大盛り、ラーメンの替え玉、パンの食べ放題など……血管強化を目指す人は決して行ってはいけない食べ方のひとつと言えます。
血糖値の乱れは血管の糖化を招くのです。
 
もうひとつは、AGEをたくさん含んでいる食品をとらないということも重要です。
 
AGEは、調理の過程でたくさんつくられてしまいます。
実は、AGEはうまみ成分のひとつでもあるので厄介です。
調理法を変えることでうまみが増すことをよく経験すると思いますが、その際にAGEが増加していることもあるのです。
 
AGEは焼いた料理や加工食品に多く含まれます。
たとえば、焼き肉には大量のAGEが含まれます。
とくに、肉のおこげにはAGEが集まっていますので避けたほうがよいでしょう。
また、ソーセージなどの加工品にもAGEが多く含まれます。
「強い血管をつくる5つの習慣 より」
 
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ビタミンB群が不足するとエネルギーを生み出すことができず、疲れがなかなか回復しなくなったり、細胞の修復機能がダウンして、肌荒れや口内炎が治りにくくなったりするのです。
 
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
なかでも注目が、ビタミンB12です。
古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
 
ビタミンB12は水溶性ですが、脂肪成分と馴染みやすい構造を持っています。
脳はタンパク質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのためビタミンB12は血液脳関門を通過できるという特徴を持った貴重な栄養素なのです。
 
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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