マグロは「天然モノ」「トロ」を選ばなくてもDHAたっぷり。

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マグロは「天然モノ」「トロ」を選ばなくてもDHAたっぷり。
 
次のうち、DHAの量がいちばん多いのは?
 1.サバ
 2.ウナギ
 3.マグロの赤身(養殖)
 
EPA、DHAが豊富な魚といえば、アジ、サバ、サンマ、イワシ、マグロといった青魚が有名です。
また、ウナギも、EPA、DHAが豊富。
ということは、候補にあげたサバ、ウナギ、マグロのどれもDHAが多いはず。
ここで注目したいのは、設問のマグロは「赤身」かつ「養殖」ものだということ。
じつは、マグロは赤身と脂身(トロ)でEPA、DHAの含有量がまったく違うのです。
より多いのは、脂ののったトロのほうです。
どのくらい違うのかといえば、クロマグロの同じ可食部100g当たりで、
赤身……EPA27mg・DHA120mg
トロ……EPA1400mg・DHA3200mg
という感じです。
かなり違いますね?
ですから、マグロを食べるなら「赤身よりもトロ」とおすすめしたいところですが、これは天然ものの場合の話なのです。
国産の養殖マグロは脂がのるように育てられていますし、EPAとDHAが豊富なサバなどをエサとして与えられているので、おのずとEPA、DHAが多くなります。
中トロ、大トロと変わらないほど、そしてほかの青魚よりも多くEPA、DHAが含まれています
答えは「養殖マグロの赤身」です。
答え(3)です。
養殖ものを選んでください!
 
グリルで焼くと良質な油が下に落ちてしまう。
グリルよりはフライパン。
ホイル焼きにすると、なおよし。
 
魚の油は酸化しやすく、加熱すると溶け出してしまいます。
そのため、魚に含まれている大切なEPA、DHAをできるだけたくさんいただこうと思ったら、まずは「新鮮なものを選ぶこと」が大事。
次に大事なのが、「いかに油を逃がさないように調理するか」です。
グリルで焼いたほうが、余計な水分が落ちて香ばしく焼けるかもしれませんが、同時に大切な油まで受け皿に落ちてしまいます。
一方、フライパンであれば、グリルのように油が落ちませんし、溶け出た油をソースに使うこともできます。
よりよいのは、ホイル焼きです。
アルミホイルで油ごと包み込んで焼けば、油を逃がさずにいただけます。
エクストラバージンオリーブオイルをかけて焼けば、風味に加え、EPAやDHAの酸化も抑えられるので効果的です。
 
そのほか、蒸し料理やスープにして、汁やスープごと食べるというのもおすすめです。
煮物であれば、いつもより少し煮汁を薄味にして、塩分、糖分を減らしたうえで、煮汁ごといただく。
そうすると、煮汁に溶けだしたEPA、DHAもまるごと摂れます。
 
そして、いちばんいいのは加熱せずに生で食べることです。
煮たり焼いたりすると、生の状態で食べるのに比べて、EPA、DHAが8割ほどに減るといわれています。
2割分は、溶け出てしまうのです。
さらに、フライにしてしまったら、せっかくの良質な油が、半分ほどは揚げ油と置き換わってしまい、ヘルシーとはいえないメニューに。
 
いつも刺身では飽きてしまうかもしれませんが、カルパッチョにしたり、マリネにしたり、グリーサラダにトッピングしたり、ゴマ醤油や味噌誰で和えたり、ほんのひと手間加えるとレパートリーが広がります。
「体内の「炎症」を抑えると、病気にならない! より」
 
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各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
 現在、ビタミンB12は神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経(手・足)の不調はもちろん、中枢神経(脳・脊髄)の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
ビタミンB12について?
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