「免疫力低下」のサインは、こんなところに現れる!
「免疫力低下」のサインは、こんなところに現れる!
胃腸のコンディションを整えることは、50代からの「老いない体」づくりの基本的なケアの1つです。
胃腸の消化力は、加齢とともに「消化酵素」が減ってくることで低下します。
放っておけば連鎖的に免疫力を低下させることになります。
消化力が減退した人には、50歳を過ぎるころから、胃酸が食道に逆流する症状がしばしばみられるようになります。
「逆流性食道炎」です。
それを抑えるために、多くの人は「制酸薬」を飲みます。
これは胃酸の分泌を抑えてしまう薬なので、目先の効用として気分はスッキリしても、体内では胃酸がますます分泌されなくなる、という悪循環におちいります。
そして症状は消えても、長い目で見れば、消化力はますます落ちていってしまうのです。
胃酸の分泌が十分でないと、骨がもろくなることも報告されています。
また、胃酸には、外部からの雑菌を殺すなどの作用があります。
制酸薬を飲み続けると、殺菌作用も弱めてしまうことになります。
胃腸が弱っていると感じたら、すぐに医師を訪ねて消化薬を処方してもらいましょう。
《胃腸を整えて免疫力アップ!》
●動物性たんぱく質を摂る!
●たんぱく質を消化・吸収して、筋肉のもとに!
●胃腸が元気だと、ペプシンが正常に働く!
「胃腸が整った体」=「免疫力の高い体」
「胃液の成分」
・胃酸…殺菌作用。
・粘液…胃の粘膜を守る。
「50代からの「老いない体」のつくり方 より」
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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
ビタミンB12は胃液からつくられる糖タンパクと結合して吸収されます。
この糖タンパクが内因子と呼ばれるものですが、胃の病気、胃粘膜に障害がある人は内因子がつくられず、ビタミンB12が吸収されなくなります。
しかし、ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理による押し込み効果によって胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。
吸収率を高めるビタミンB12摂取量の目安は1000μg(マイクログラム)以上と考えられています。
また、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
ビタミンB12の働き
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