
イライラ、嫉妬、マイナス感情は「血管力」低下のもと
ストレスは、血管を収縮させて血圧を上昇させ、「血管力」を低下させてしまいます。
ストレスと上手に付き合い、血管に負担をかけないようにしましょう。
とくに、怒りやイライラなどは、交感神経を盛大に刺激して血圧を上昇させます。
こうしたストレスをためないためには「相手を変えようとしない」ことが大切です。
たとえば、1日に100人くらいの患者さんを診察しますが、イライラしたり、怒ることはまずありません。
患者さんに「生活習慣」を変えていただくようお願いすることはあっても、「考え方」や「価値観」を変えようとは思っていません。
患者さん自身が病識を持っていただけるように、生活習慣の乱れや生活習慣病が、実際に自身の血管力にどれだけ悪影響を及ぼしているかを感覚的にわかりやすいデータを見せながらお話しします。
その結果、どうしたらいいのかを自分で選択していただくのです。
もし「できない」と言われたら、「どうしてできないの」と思うのではなく「どう説明すればわかってもらえるか」と考えるようにします。
相手を変えるより自分が変わる。
それがストレス対策の第一歩ではないでしょうか。
「怒り」=「タバコ3本分のストレス」と心得よ
もちろん、ときには「ムカッ」とすることもあります。
患者さんのなかには怒りをしずめる方法に悩んでいる人もいます。
腹式呼吸は、ストレスで緊張した筋肉をほぐし、気持ちもほぐしてくれてすっきりします。
「リラックス複式呼吸」はどこでもできるので、イライラしたときにはやってみてください。
しかし、何をしても怒りがおさまらないときは、メモをとっておきましょう。
なぜ怒ったのか、相手が何をしたのか、そのとき自分はどう感じたのか書いておきます。
書くことで冷静になったり、客観的になったりするので、気持ちを落ち着けるのにはいいです。
読み返したときに、「これくらいのことだったのか、まあいいや」と思えればしめたもの。
「こうならないためにはこうしよう」と対策をたてることもできます。
また、怒っている自分に何が起こっているのかを考えるのもいいでしょう。
怒りで興奮しているときの体内は、タバコを3本同時に吸っているときと同じようなストレスがかかっているというつらい状況なのです。
血管のためにも“怒り”を手放してあげてください。

【腹式呼吸】
ゆったりとした呼吸をすると副交感神経の働きが高まってリラックスできる。
【筋デレ運動】
わざと筋肉を緊張させてから一気に脱力することで神経の緊張、心の緊張がとれる。
末梢の血管の収縮を解消し、拡張を引き起こし、「NO」の分泌を促します。
脱力したとき、手足がジンジンと温かくなれば、血流が増加し、「NO」が分泌されているサインです。
「「血管を鍛える」と超健康になる! より」
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この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?
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