寝たきりを防ぐには「筋トレ」が不可欠

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寝たきりを防ぐには「筋トレ」が不可欠
 
高齢者が一番避けたい状況は「寝たきりになる」ことではないでしょうか。
 
では、寝たきりにならないためには何が必要でしょう。
 
1G」、すなわち、地球の重力に耐えられる筋力があるということです。
その筋力がなければ、立っていられないし、歩くこともできない、ということになります。
 
筋力をつけるには筋トレです。
 
60歳、70歳を過ぎてからでは、筋トレをしたからといって、筋肉などつかないのでは?」
 
そんな疑問を持つ人もいるでしょう。
そんなことはありません。
実際、クリニックで指導している筋トレ(パワープレート・トレーニング)を6カ月おこなったことによって、大腿四頭筋の筋肉量が増えた方もいます。
この方は78歳の女性です。
もちろん、クルマの一方の車輪である食事の改善があってのことですが、高齢者に筋トレは効果がないというのは間違った思い込みです。
 
「足腰を鍛えるためにウォーキングをしています」という方もいるでしょう。
 
これだけは断言しておきますが、ウォーキングは筋トレにはなりません。
事実、ウォーキングを毎日しているのに「膝が痛い」とクリニックに来院する方の大腿四頭筋は、萎縮して細くなっています。
このような方は、歩けるけれど踏ん張れないのです。
 
地球の重力は縦方向に働いています。
重力のかからない横方向にいくら歩いても、太ももの筋肉は鍛えることができないのです。
ウォーキングをしている方がいたら、次からコースを変更して、階段を上る、坂道を上るなど、太ももの筋肉をたくさん使うウォーキングをしてください。
「骨と筋肉が若返る食べ方 より」
 
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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