しじみのオルニチンは冷凍で8倍にアップ
肝臓の解毒機能をサポート
しじみに多く含まれることで知られる「オルニチン」は、人の体でたんぱく質を構成する「アルギニン」というアミノ酸から合成される成分です。
肝臓でアンモニアの毒素が解毒される際に働き、その機能をサポートしています。
むかしから「二日酔いにはしじみ汁がいい」といわれていますが、事実、オルニチンには二日酔いの症状をやわらげる効果があると報告されています。
また、疲労回復やストレスを軽減する効果にも期待が寄せられています。
しかし、オルニチンを多く含むしじみであっても、その含有量はごくわずかです。
そんななか、オルニチンを効率よく摂取できるある方法が明らかになりました。
それが、しじみを冷凍すること。
マイナス4℃でしじみを冷凍保存すると、生のときと比べ、オルニチンの量が8倍に増えることがわかったのです。
生で買ってきてものを冷凍する場合は、砂抜きをし、よく洗ってからポリ袋に入れ、新聞紙やキッチンペーパーにくるんで20時間を目安に冷凍しましょう。
よりオルニチンを増やすには、ゆっくり冷凍するのが効果的。
スーパーで扱われている冷凍しじみなら、いつでもストックしておけるので便利です。
調理するときは解凍せず、そのまま味噌汁やスープに入れて煮出すだけ。
簡単にオルニチンが摂取できます。
冷凍するだけでオルニチンが8倍に
-4℃で冷凍すると……
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オルニチンが8倍に!
しじみの冷凍の仕方
◎汚れを落として砂抜き
使うときは、解凍せずそのまま調理するので先に砂抜きをしておきましょう。
↓
◎包んでゆっくり冷凍
ゆっくり冷やすのがポイント!
洗ったしじみをポリ袋に入れ、新聞紙やキッチンペーパーで包み、冷凍。
「栄養素の話 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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