レバーや牛乳がダイエットと美肌に効く
脂肪の燃焼を助ける「ビタミンB2」
ビタミンB1が糖質の代謝を助けるビタミンなら、「ビタミンB2」は主に脂質の代謝をサポートするビタミンといえます。
細胞がつくられるときに材料になるのが脂質です。
ビタミンB2には、脂質を使って細胞の生まれ変わりや成長を促す働きがあります。
また、脂質を燃焼させてエネルギーに変える際にもビタミンB2が手助けをします。
つまりビタミンB2を多くとることで、より脂肪が使われやすい体になるというわけです。
ビタミンB2は細胞の再生に関わることから、子どもの健全な成長に欠かすことができません。
また、粘膜や皮膚、髪の毛や爪の新陳代謝を促す役割もあります。
そのため不足すると、子どもや胎児の発育不良、肌荒れや口内炎、口角炎などのトラブルにつながります。
ビタミンB2はレバーや魚、牛乳などの動物性食品に多く含まれています。
熱には比較的強いので、火を通す料理にも向いていますが、水溶性ビタミンなので、溶け出した煮汁ごと食べられる工夫が必要です。
また、ビタミンB2はお酒を飲むときにもおすすめ。
アルコールには脂質の分解をさまたげる作用があるため、ビタミンB2の豊富なアーモンドをおつまみに選ぶことで、より脂質が代謝されやすくなります。
脂質の代謝に不可欠
三大栄養素が、スムーズにエネルギーに変わるときに働くビタミンB2は、エネルギーをたくさん消費するような激しいスポーツをする人には特に摂取してほしいビタミンです。
体に蓄積されることができないので、毎日摂取しましょう。
ビタミンB2を多く含む食品
・イワシやサバ、ブリ
・牛乳
・うなぎ
・イクラ
・卵
・納豆
・レバー
・アーモンド
子ども発育に重要な役割
成長期の子どもに欠かすことができない栄養素で、「成長ビタミン」とも呼ばれています。
不足すると、身長の伸びや、体重の増加に支障が生じることがあります。
「栄養素の話 より」
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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
そして、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB12は胃液からつくられる糖タンパクと結合して吸収されます。
この糖タンパクが内因子と呼ばれるものですが、胃の病気、胃粘膜に障害がある人は内因子がつくられず、ビタミンB12が吸収されなくなります。
しかし、ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理による押し込み効果によって胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。
吸収率を高めるビタミンB12摂取量の目安は1000μg(マイクログラム)以上と考えられています。
また、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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