第2章 「大事なことノート」をつくる
第2章 「大事なことノート」をつくる
人生において「探しものをしている時間」ほど無駄なものはありません。
探している時間や労力もマイナスですが、私からすれば「なかなか見つからない」とイライラしたりモヤモヤすることによる自律神経の乱れ、コンディションの低下のほうがデメリットは大きいと感じます。
近年、多くの人が共通して抱えているのが「大事なのに頻繁に使うわけではないサイトなどのIDやパスワードがわからない」という問題です。
スマホやブラウザが記憶していて、たいていの場合は自動で入力されるのですが、入力されないこともあります。
そうした情報こそ、いざ必要になったときストレスのタネになります。
そこで実践してほしいのが「大事なことが書いてあるノート」を1冊つくること。
SNSや何かしらの会員サイトにログインする情報、銀行や証券会社の情報、クレジットカード、マイナンバーカード、運転免許証や旅券、病院関連など「大事だけれど、頻繁に使うわけではない情報」はたくさんあります。
こうした情報をすべて1冊にまとめておきます。
知り合いに、マンションのポストに鍵がかかっていて、それを開ける番号をド忘れして、管理人がやってくる翌週の月曜日まで開けられなかったなんて人もいます。
それだけで数日はイライラ、モヤモヤが溜まり、自律神経は乱れまくっています。
「大事なことが書いてあるノート」をつくるときのコツは、今すぐすべての情報を書き込み、完璧なノートをつくろうとしないことです。
「これから1ヵ月くらいでつくっていこう」と余裕を持たせることが大事。
「大事な情報を入力する機会」が訪れたときに少しずつアップデートしていけばOKです。
これさえやっておけば、この先の人生で「あれ、あの番号ってなんだっけ?」の時間が省けます。
それだけで自律神経を乱す原因を排除できるのです。
もちろん、このノートを失くしたりしないよう、くれぐれも管理には気をつけてください。
「はじめる習慣 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
そして、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?