夏バテはビタミンB群で乗りきりましょう
夏バテはビタミンB群で乗りきりましょう
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
B1はエネルギーの供給だけでなく、老廃物の代謝にもかかわっています。
B1だけではありません。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
したがっていっしょにとるのが効果的です。
この点を考慮して、ビタミン剤にはB群がまとめて配合されています。
ビタミン剤は疲れがたまった、いざというときの助っ人です。
食事をおろそかにしてビタミン剤に頼るのは考えものです。
B群をまんべんなく含む食べ物の優等生は、玄米や小麦全粒粉です。
ご飯やパンは毎日欠かさず食べる主食ですし、B群もとりだめのできないビタミンですから、主食でとるのがいちばんです。
精白した真っ白い米や小麦粉ではB群はあまり期待できません。
胚芽米や全粒粉のパンがおすすめです。
おかずでとるとすると、レバー、牛乳、卵、豚肉、鶏肉、大豆などがB群の豊富な供給源です。
「からだに効く栄養成分バイブル より」
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どのビタミンも老化を防止しますが、とくにビタミンB類はもっとも重要なビタミンとされます。
ビタミンB類は、1つが欠乏しているときには、他のビタミンも欠乏していることが多いようです。
食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
また、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
子供たちの脳・創造力・学力向上のためのビタミンB12