コーヒーや紅茶に含まれるカフェインが集中力アップに効く理由

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コーヒーや紅茶に含まれるカフェインが集中力アップに効く理由

仕事中にコーヒーを飲むと、なんとなくスッキリするように感じませんか。
これは気のせいではなく、コーヒーに含まれているカフェインの効果です。

カフェインは、神経伝達物質のひとつである「アデノシン」と構造がよく似ています。

アデノシンには神経が暴走するのを抑制する役割があります。
コーヒーを飲んでカフェインが体内に入ると、カフェインは神経細胞のアデノシン受容体と結びついて、アデノシンが働きにくくなり、神経の興奮が続くようになります。

カフェインのいいところは、興奮をもたらすわけではなく、もともとある興奮状態をキープするということです。
そのため、異常な興奮を招くことがなく、集中力の維持や気分のリフレッシュに効果があります。

また、これ以外にも認知機能や運動機能を高める効果があるので、気分をすっきりさせたり、脳を活性化させることができるのです。

ただし、就寝前にカフェインをとると興奮状態が抑制されず、眠りにくくなるのでできるだけ避けるようにしましょう。

カフェインはコーヒー、紅茶、ココア、チョコレートなどに含まれています。
「40歳から『衰えない脳』をつくる 7つの習慣 より」

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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

ビタミンB12について
http://www.endokoro.jp/
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/libra_g.html