「七つの健康習慣」

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「七つの健康習慣」
 
健康な体をつくるのは、何よりよい習慣の積み重ねです。
アメリカのブレスロウ教授(カリフォルニア大学)が、1965年に、「七つの健康習慣」というのを唱えています。
 
  喫煙をしない
  飲酒を適度にするか、まったくしない。
  定期的に激しい運動をする。
  適正体重を保つ。
  1日に78時間の睡眠をとる。
  毎日朝食をきちんととる。
  不必要な間食をしない。
 
ブレスロウ教授は、一定の地区の住民を対象に9年間、健康調査をした結果、これらの習慣の有無が死亡率を左右することを、年代別に実証したのです。
 
どの習慣も、当たり前のこととはいえ、この七つをすべて実行している人は何人いるでしょう。
意外と少ないとにらんでいます。
 
事実、私もすべてを守れているわけではありません。
⑤と⑥については落第です。
睡眠が1日平均5時間で、就寝が午前1時以降になることが多く、朝は6時半に飛び起きます。
ときどき午前7時半からの会議にも出かけるので、しっかり朝食はとれず、牛乳とコービー、オリーブ油入りのジュースをとるのがやっとです。
 
この習慣を守れない人は、それだけ健康を害する確立が高いということになりますから、日常生活における健康チェックの習慣をつける必要があります。
 
健康づくりの三種の神器として、体重計、体温計、血圧計をそろえておくように、とアドバイスしています。
血圧などは、できれば毎日はかって、最低限のヘルスチェックに心がけましょう。
 
また脈拍をはかったり、年に23回は尿の検査もすると安心です。
最近は家庭で簡単に使える試験紙などもありますから、こうしたものを活用して、ヘルスチェックを習慣化するのがよいと思います。
「生きるのが楽しくなる 15の習慣/日野原重明 より」
 
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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。
 
根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。
 
脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。
 
ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。
 
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
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