何歳からでもしなやか血管へ、リセットできる?

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何歳からでもしなやか血管へ、リセットできる?
 
「今まで“仕事漬け”で、さんざん不摂生な毎日を送ってきました。
突然、心筋梗塞で病院に運ばれましたが、奇跡的に命だけは助かりました。
暴飲暴食で過ごしてきた私ですが、心を入れ替えたいと思います。
硬くなった血管を、今から健やかな血管になんて、できるのでしょうか?」
 
このような質問には、自信を持って「イエス!」と答えています。
 
50代で心筋梗塞を発症されて、今は70代になられた」という患者さんは、珍しくありません。
実際のところ、今でも外来診療という形で「おつきあい」が続いている方も多くいらっしゃいます。
皆さんそれぞれ、体のどこかに「ガタがきている」ことはあっても、循環器のトラブルとは無縁に過ごしていらっしゃいます。
 
 そのような方々には共通点があります。
 
 「自分が心筋梗塞で倒れることをまったく予期していなかった」という点。
そして、「生活習慣を変えて、薬を服用し、心筋梗塞の再発を防いでいる」という点です。
 
 かつては、「動脈硬化を一度起こすと、血管は元には戻らない」と考えられた時代もありました。
近年の研究ではある程度まで回復することは可能だとされています。
患者さんたちを診ていて、実際その通りだと思います。
 
 心筋梗塞などの大病で「もう、こりた」という人はともかく、「私はまだ健康だし、大丈夫!」と過信している人のほうが、危ないと言えるかもしれません。
 
 老いも若きも、しなやかな血管をめざしましょう。
「血管」の存在を意識するだけでも、美容やアンチエイジング、さらには人生を豊にしていくことにつながります。
「しなやかな血管が健康の10割 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

 一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切です。
 
 人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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