カルシウムだけでは、骨粗しょう症は予防できない

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カルシウムだけでは、骨粗しょう症は予防できない
 
私たちのカラダの骨は、年齢とともにどんどん骨量が減少していく傾向にあります。
 
特に女性は、閉経後、ホルモンバランスの影響などで、骨粗しょう症を発症する人が増えます。
 
また、最近の若い女性は、ダイエットのための食事制限によるカルシウムなどの栄養不足から、閉経後に骨粗しょう症になる可能性が非常に高くなると懸念されています。
 
カルシウムの慢性的な不足は、骨粗しょう症だけでなく、さらなる恐怖を引き起こします。
血中のカルシウム濃度を一定に保つために骨から血中へカルシウムが溶け出し、そのカルシウムが血管などに付着することで、動脈硬化や高血圧などを誘発するのです。
 
骨粗しょう症の予防のためにカルシウムを十分とっているという方も安心はできません。
実際、カルシウムをとっている割に、骨が弱くなっていく人や、動脈硬化になってしまう人がいるのです。
 
その理由のひとつが、ビタミンDの不足です。
食物でとったビタミンDは、肝臓と腎臓で代謝され、活性化することでカルシウムの吸収を促進し、それらが骨となるのを助ける大事な働きをしています。
 
せっかくとったカルシウムの吸収を効率よくするためにも、ビタミンDが豊富なサケやサバ、イワシ、真ガレイなどの魚や、キノコ類を積極的に食べるとよいでしょう。
 
干しシイタケもビタミンDが豊富です。
生のシイタケに含まれるエルゴステロールという物質は、日光に当てることでビタミンDに変わるのです。
 
干しシイタケは、市販のものでなくても、生のシイタケを買ってきて家で干すだけで、ビタミンD含有量を増やすことができます。
ザルなどにシイタケを並べ、日光に当てるだけです。
「老けない人は何を食べているのか より」
 
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 イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
食事をぬくと低血糖状態になるため、イライラしやすくなります。
また、体内でブドウ糖が不足して血糖値が低くなると、血液中にあるトリプトファンやコリンなどのアミノ酸の吸収が悪くなるため、それらから作られる神経伝達物質セロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足してしまいます。
良質のたんぱく質(アミノ酸)が含まれる肉や魚介、卵、牛乳などをとりましょう。
神経伝達物質の生成に欠かせないビタミンB12はレバーや肉、魚介など、動物性食品に多く含まれています。
 
カルシウムは成人男女の場合、1日の目標摂取量は600mgほどですが、日本人の半数以上が目標量に達していません。
カルシウムが不足すると、神経伝達のために骨を溶かして補うので、骨がもろくなります。
イライラだけでなく、骨粗しょう症予防のためにもカルシウムを積極的にとりましょう。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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