睡眠不足は肥満、生活習慣病リスクを高める

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睡眠不足は肥満、生活習慣病リスクを高める
 
良質の睡眠をとることは「太りにくく、生活習慣病知らずの体」にも貢献する、ということが世界の研究でも明らかになっています。
 
2015年にカナダで行なわれた研究では、5560人の子どもとその両親が調査に参加し、子どもの就寝時間と起床時間、日中に眠気を感じた頻度を報告しました。
その結果、睡眠時間が長くなるほど、肥満リスクが減少し、食習慣もよく、日中の活動性も良い、といいことだらけであることがわかったのです。
 
睡眠不足は、体内の遺伝子にも影響を与える、という英国サリー大学の研究結果も注目に値します。
 
研究は男性14人、女性12人を対象に行われ、被験者らはまず1週間の間、平均5.7時間の睡眠をとりました。
その後、1週間にわたって同じ被験者が平均8.5時間の睡眠をとりました。
血液を採取して遺伝子の活動を観察したところ、1週間の睡眠不足によって711もの遺伝子に影響があったことがわかりました。
 
これはヒトの全遺伝子数の3.1%にあたり、影響を受けた遺伝子は、炎症や免疫、ストレスに関与するものだったといいます。
 
同研究においては、睡眠不足は体内時計を乱し、心臓病や糖尿病、肥満などの代謝をコントロールする遺伝子の働きも低下させたとも報告されています。
わずか1週間で体内にこのような変化が起こるということは、睡眠がいかに私たちの健康に不可欠であるかを物語っているといえます。
 
たとえいま現在、血糖値や脂質に関する値が正常でも、寝不足や質の悪い睡眠がずっと続けば糖や脂質の代謝が乱され、健康がおびやかされる可能性が高いと考えたほうがいいでしょう。
 
睡眠不足で生活習慣病リスクが上がる!
免疫力ダウンや、体内の炎症を進める原因にも。
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣 より」
 
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 脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
また、最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。
昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。
大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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