1日10分、頭をからっぽにしよう

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1日10分、頭をからっぽにしよう
 
毎朝、オフィスに入って、10分間ほどただぼんやりと過ごすことを日課にしています。
 
このとき、目も耳も、頭も、しっかりと休ませるのがポイントです。
 
体には、視覚や聴覚などさまざまなセンサーが備わっていて、人は無意識のうちに常に外界からの情報を受け取って反応をし続けています。
 
外界とのやりとりをシャットアウトし、いっさい「反応しなくてもいい」時間を作るのは、常に周囲に気配りをしているような人には特に重要なことです。
10分間を過ごす場所は、自分の部屋でも、静かな喫茶店でも、安心できる場所ならどこでも大丈夫です。
 
この「10分間、何もしない」という行為は、プレッシャーにさらされたときにもおすすめです。
結果を出さなければ、失敗してはいけない、と思うと、緊張や不安がどんどん増幅していくものです。
そういったときに10分間、ぼんやり過ごすと、「今、自分は緊張しているな」と気づくことができます。
そうやって自分を客観視できると、自然に心の乱れがおさまってきて、なんとかなるさ、と楽観的な気持が湧いてくれば、しめたものです。
 
大リーグのイチロー選手は打席に立つたびに、バットを持った腕をピッチャーの方向に突き出し、ユニフォームの右肩の部分をつまみます。
ラグビーの五郎丸選手はキックの前に両手の指を合わせたポーズをします。
テニスの錦織選手は、サーブを打つ前に必ずボールボーイにタオルをもらうといいます。
彼らはこうした決まった“ルーティン”といわれる動作をすることによって、自分と向き合えば心が静まる、ということを知っているのではないでしょうか。
 
1日10分間、頭をからっぽにして、何もしない時間をつくる。
自分の緊張やプレッシャーを客観視する時間に。
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣 より」
 
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ハーバード大学が20年にもわたって行なった調査によると、激しい怒りの後には、急性心筋梗塞狭心症などの心臓発作を起こすリスクが4.7倍まで急上昇するそうです。
 
ただ、血管に悪いとわかっても、怒りや嫉妬といった感情は自然に湧き上がってくるもの。
完全になくすということはできません。
避けることはできないのなら、湧き起こってきた怒りを以下に鎮めるか、ストレスが持続しないように、いかに発散するかが大事です。
 
カーッと頭に血が上ったとき、簡単にできるリラックス法が、息を吐くということ。
ふーっと腹式呼吸で息を吐くと、副交感神経の働きを強めてくれます。
 
オフィスでも、どこでもすぐにできるのでおすすめです。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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