頭脳労働の人に、ビタミンB群

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頭脳労働の人に、ビタミンB群
 
甘いものが好きな人、仕事であれこれ頭を使うことが多い人、疲労感が強い人は、ビタミンB群摂取を強くおすすめします。
 
ビタミンB群は、糖質、脂質、タンパク質をエネルギーに変える際に欠かせない栄養素。
不足すると、エネルギーを生み出しにくくなり、疲労がたまる原因となります。
疲労回復や活力アップをうたう栄養ドリンクのほか、肌荒れやにきび、口内炎対策のビタミン剤に配合されているので、女性には身近なビタミンかもしれません。
 
特に、糖質をエネルギーに変えるときに欠かせないのがビタミンB1ですが、玄米はビタミンB1を含んでいるものの、精白するとほとんどなくなってしまいます。
 
いっぽうB2は、脂肪を分解してエネルギーにする役割が。
B6はタンパク質を分解し、筋肉などを合成する際に欠かせません。
 
ビタミンB群は脳や神経の働きにも重要です。
脳が働くエネルギー源となる糖を分解するのは、ビタミンB1の役割。
さらに脳からの情報を神経に伝えるプロセスにおいて、B群は神経の働きを正常化したり、傷んだ神経を修復したり、情報伝達物質の合成を助けるなど縦横無尽に働きます。
頭脳労働をがっつりした後には、ビタミンB群が不足状態になっていると理解してください。
ましてや、チョコレートなど甘いものがそばにないと集中できない、という人は、糖の代謝にビタミンB群が消費され、慢性的なビタミンB群不足の可能性があります。
疲れやだるさ、肌荒れや口内炎が気になったときは、B群を補うことによってスムーズな回復が期待できるでしょう。
ビタミンB群はそれぞれが独自の役割を担っていて、チーム全員がそろって助け合うことによって効果を発揮します。
 
甘いものの分解、頭脳労働で消費されるのが、ビタミンB。
仕事中に甘いものが欲しくなるのは、慢性的なB不足の可能性が大!
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣 より」
 
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筋肉や神経を動かすエネルギーを作るのがビタミンB1、神経伝達物質の生成に働くのがビタミンB6、そしてビタミンB12の役目は神経細胞内の核酸やタンパク質などを合成、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてくれません。
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、重要なビタミンとされます。
 
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。
これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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