鶏胸肉は粉をまぶして調理、茹で汁も捨てずに活用を

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鶏胸肉は粉をまぶして調理、茹で汁も捨てずに活用を
 
 イミダペプチドは熱に強いのが特徴であるため、焼いても、炒めても、揚げても、蒸しても、茹でても鶏胸肉のイミダペプチドが変質することはありません。
これは、日々の献立に取り入れやすい大きなメリットと言えるでしょう。
ただし、炭火焼のように、直火で長時間炙るとほかのタンパク質が変質する可能性があることから避けてください。
 
鶏胸肉は調理するときに気をつけないとパサつきやすいという弱点がありますが、食卓にのせる機会を増やすために、それを補う方法を知っておきましょう。
 
鶏胸肉がパサつきやすいのは、脂肪が少ないうえに、水分が抜けやすいことが原因です。
イミダペプチドは水溶性のため、溶け出しやすいので、パサついた鶏胸肉では疲労回復効果が損なわれる恐れがあります。
 
イミダペプチドが溶け出すのを防ぐには、鶏胸肉をひと口大の大きさに切ってから、小麦粉や片栗粉などをまぶすのが有効です。
粉の作用でイミダペプチドを閉じ込めると考えられます。
粉をまぶした鶏胸肉はそのまま揚げる、野菜などいっしょに炒めるとおいしく食べられます。
また、粉をまぶす前に食品用ラップで包み、麺棒などで叩いて繊維をほぐしておくと口あたりもよくなります。
 
鶏胸肉を蒸したり、茹でたりすると、汁に水溶性のイミダペプチドが溶け出します。
そのため、汁も調理に活用してください。
 
汁に刻んだネギを入れて卵でとじたり、切ったハムや野菜などを加えて具だくさんのスープにすると、栄養バランスも整います。
 
カレーやシチュー、鍋料理の具材に鶏胸肉を使えば、鶏胸肉に味がしみるうえにパサつく心配もありませんし、溶け出したイミダペプチドも余すところなく食べられます。
鍋料理のしめでは、具材のうま味とイミダペプチドが溶け込んだスープにごはんや麺類を入れて食べましょう。
「すべての疲労は脳が原因2 より」
 
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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのがの基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
 
血管はアミノ酸たんぱく質コレステロールなどの脂質によってつくられます。
アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
 
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として新しく注目されているホモシステインが増えるといわれています。
 
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