目覚めたら、まず体をほぐす

イメージ 1
目覚めたら、まず体をほぐす
 
 誰でも朝はつらい。
うつっぽくなると、ますますつらくなる。
 
 ですがこれは、人間の習性のようなものだと割り切ってしまうことです。
朝は眠いのが当たり前。
しかも眠る時間が遅かったら睡眠時間そのものが足りず、なかなか起きられません。
 
 とはいえ、ここでズルズルとベッドの中にいたのでは、リズムも崩れます。
 
 では、目覚めたときのつらさが軽くなる方法はないのでしょうか。
 
 散歩などをするのもいいですが、そこまでいくのが大変です。
だからまず目を覚ましたらいきなり起きるのではなく、しばらくベッドの中で手足を動かして体をほぐす
寝ている間に硬直化した体を軽くし、血行を良くするのです。
 
 特に高齢になるほど、眠っている間に体は固くなります。
 
眠くなるのは体温が下がるからだから、起きるには体温を上げてやればいい。
筋トレなどをしなくていいから、横になったまま手足を動かす。
手を握ったり開いたりするだけでもいい。
手足をブラブラさせてもいいでしょう。
 
 早く出社しなければならないときはそうはいかないだろうから、出社時間より少しは早く起きるようにしたい。
そうこうしているうちに、体も脳も目覚めてきます。
 
 なお、休日などに昼過ぎまで眠ってしまうのは避けてほしい
眠り過ぎは体内リズムを崩して、かえって体や脳を疲れさせる
「ねむだるい」という状態です。
とくに睡眠薬を使った朝などは、まだ薬が体に残っています。
何となく全身がだるく、パキッと目が覚めません。
これではその日1日、ぼーっと過ごすことになりかねません。
 
 睡眠不足もよくないが寝過ぎも良くないのです。
 
うつ病の人で、それこそ1日寝ている人がいます。
これは単に「ヤル気、元気」がないだけでなく「過眠」という状態です。
 
うつにならない、ストレスをためすぎない……という意味では、睡眠は何よりも大切です。
眠る前にはゆっくりと風呂に入ってほしい。
シャワーを浴びるだけではなく、しっかりと湯船につかるのです。
 
この習慣を持っている人は、ストレスもたまりにくい。
湯船の中であれこれ考えて逆効果ではないかと思うかもしれないが、風呂の中ではたいていの人がぼーっとして何も考えないものです。
この「何も考えない時間」が大切なのです
10分が目安。
 
これが、良質な睡眠にもつながっていきます。
「うつ」にならない習慣抜け出す習慣 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
 
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に摂ることが望ましいとされています。
 
ビタミンB12の働き
ちょっと使える身近な情報をお届けしています!