気乗りしないことと楽しいことを組み合わせる
ちなみにドーパミンが過剰に出ると逆に疲弊してしまい、精神的にちょっと下がったような状態になります。
例えば何かに「依存」した結果、本来の自分を見失ってしまうような感じです。
脳が判断機能を失った状況です。
ドーパミン過剰では、さまざまな異常行動(幻覚、幻聴など)も報告されています。
食べることに楽しみを持つのは自由ですが、そこにも落とし穴があります。
食べている時にドーパミンが過剰になり、過食に走ってしまうケースも多いからです。
腹八分の食事が伝承されてきたのは、食べすぎが体によくないことが経験的にわかっていたからかもしれませんが、最近ではその健康上の意味が科学的に証明されてきています。
そこには、過食が依存症になることを未然に防止する側面もあります。
逆にドーパミンが低下してしまうと、体が固縮する、やる気が失せる、喜びを感じなくなる、そんな負のサイクルにはまります。
物事に対する関心も薄れます。
世の中で何が起ころうとも「どうでもいいや」という感覚になります。
これは周囲への愛情欠乏だけでなく、自分自身への愛情欠乏という状況を招きます。
適度にドーパミンが出ている状況が、一番理想なのです。
それには楽しいこと、あるいは初めての経験だけでなく「気乗りしないことと、楽しいこと」を組み合わせるのも手です。
・1週間、筋トレとトレーニングを続ける(⇒続けたら温泉に行く)
・栄養価はあるけど嫌いなものを食べる(⇒食べたら好きな物を食べる)
・何となく苦手な人に自分から話しかける(⇒話せたら週末に欲しいものを買う)
隠居生活でいると、次第に食事をすることすら億劫になります。
仮にそういう事態だと、ホルモン分泌面でかなり危ない状況です。
もしも食べること自体が面倒臭い、嫌だ、苦痛になっているならば、さらにその後に自分とって楽しいことが待っていると設定しましょう。
自分が好きなこと、気に入っている状況、興味があること、そういう要素を組み合わせることで、気乗りしない状況を乗り切る。
これを繰り返すと、ドーパミンの分泌サイクルを上げることができます。
「ホルモンを活かせば、一生老化しない より」
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この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
ビタミンB12について?
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